着ぐるみのモンスターはいま一つだが、精神病院という閉ざされた空間で行われる怪しい研究が際立つ一品。結構理路整然とした内容で、カッシングのいつもながらの手堅い演技が狂気に説得性を持たせる。しかし、なんといってもカッシングの最初に登場するシーンが格好良くかつ威厳を感じさせ、最後のフランケンシュタインに(T・フィッシャー監督にとっても)ふさわしかった。
名優ピーター・カッシングが演じた最後のフランケンシュタイン男爵が登場する作品。第1作目「フランケンシュタインの逆襲」の監督テレンス・フィッシャー、音楽ジェームズ・バーナードらによる、まさに黄金期スタッフによる作品でしたが、公開当時、日本ではモダンホラーのブームも過ぎていて未公開でした。長い間、ファンの間では幻の作品として知られていましたが、ビデオで発売された事やBSでの放映で日本のファンにも周知の作品となりました。
この作品でフランケンシュタインの怪物役が2度目のデビッド・プラウズは「スターウォーズ」でダースベーダーを演じた人としても知られています。
人造人間製造の秘密実験が行われるのが精神病院であるという舞台設定は、フランケンシュタイン男爵の冷静な狂気ともあいまって、ぞっとさせられることうけあいです。