全宇宙を制覇したラインハルトにも死が訪れます。ジークフリート・キルヒアイスもヤン・ウエンリーもすでにこの世の人ではありません。ローゼンリッターを率いていたシェーンコップも鬼籍に入りました。壮大な宇宙の叙事詩はここに完結しました。何というむなしさでしょうか。残されたものは、ただ感傷にひたるだけです。
本BOXをもって、銀河英雄伝説の永きに渡る物語は幕を閉じます。
本作品は背景こそ遥か未来を舞台としておりますが、作品の根本をなす「時は変わり、所は移ろえど、人の営みに何ら変わりはない」という第2部のOPに表記された文句のとおり、この世界観は現代の世界情勢にも通ずるものがあると思います(参政権がありながら自ら無意味と思い込み放棄する物、政治に自らの意思を反映したいと思いながらも絶対的権力によりそれを阻まれるもの・・・)。
この作品を見て共感を覚えた方は是非とも己の人生観を振り返ってみてもらいたいと思います。その結果、きっと何かが得られると思います。この作品はそれだけの力を秘めたものです。
たとえその結論がヤン・ウェンリーのごとく「早く退役して年金生活に入りたい・・・」というものであったとしても・・・。
日本アニメ史に残る最長編DVD『銀河英雄伝説』DVD−BOXの最後であるSET4。ここまで来るのに長くもあり、短くもある「大人が見て楽しめる」作品の一つです。様々な人物達の出会いと別れ・人それぞれの生き様・自分たちの今と未来・人間の尊厳と愚かさ、そして登場する登場人物達の個性を上手く描いたキャラクターとBGM等々…SF好きの人は間違いなくハマります!またそうでない人にも推薦出来るスペースオペラです!!
圧倒的スケールにしてかつまったく矛盾の見られない、奇跡
といってよいほどの銀河英雄伝説も110話でラストとなる。
今までの内容がほぼパーフェクトに近くても、ラストがひどい
と台無しになる。実際、そのような竜頭蛇尾に幾度となく遭遇
してきたという方が多いと思う。しかし、全くその心配はないです。
なぜなら、その結末は、誰もが薄々気付いてはいるのだけれど、
なんとなく認めたくはない、というものが現実になっただけだか
らです。
これ以外の結末は考えられない。田中芳樹氏は龍の頭を描いた
責任をしっかりと履行してくれた。現在も宇宙物の洋画が製作
されていますが、SFをポリゴンで作ろうという時点で視聴者
を馬鹿にしている。アニメ以外この銀英伝を再現することは
不可能だろう。(洋画にも良い所は勿論ある)
アニメだからという理由で敬遠されてる方がいたら、おそらく
人生、損をしている。本当です。