前作のMG4に比べるとかなり実験的アプローチでこれまでのブラジリアを半逸脱して新鮮さを感じます。主張の強い歌もの揃い故、確かに聴いていると飽きてしまうのは難点ですが、それでも相対的にはかなりの優秀作なのでGROSSO入門の際はMG4よりもこちらをおすすめします。
1曲目から攻撃的な音楽で始まりますが、ラスト2つの曲でとkj・UAがしっかりと締めてくれます。全体の流れが聞きやすいと感じるのはこの2曲の影響ではないでしょうか。
特にkjの澄んだ歌声は是非聞くべきです!
以後の作品を聞く限り、彼にとっても分岐点となった1曲だと思います。
楽曲の良さはもちろんのこと、歌い手を選ぶセンスの良さを感じざるを得ない1枚。
大沢伸一を知る入門的な1枚であり、凄さを知る1枚。
「邦楽は沢山聴いてきたけど、ちょっと飽きてきちゃった」と思っている人にうってつけな、クラブミュージックの入門盤です。Birdなどをプロデュースしてきた大沢伸一ことMONDO GROSSOが、多幸感いっぱいの4つ打ちリズムを放ちます。BoA、UA、Dragon Ashのkjが1曲ずつボーカルで参加していて、彼らの新しい一面を発見できるでしょう。
個人的には、特にTrk.14が好きです。UAの切ないボーカルと無機質なリズムとの組み合わせが、都会の夕暮れを想起させます。全ての曲が踊るにふさわしいかは個人差がありそうですが、Beastie BoysのカバーであるTrk.7は、時々フロアで流れているのを聴きます。そして、気がつけば踊ってます。
大沢氏は某サイトのコラムで自分自身のことを「Musical
Multi Personality=音楽的多重人格者(略称MMP・
もちろん彼の造語)」と自称している。クリエイターに
とって己の表現手段や趣味趣向をコロコロ変えるのは
時にリスクが伴うことである。しかし彼は果敢に挑戦し
続けている。「NEXT WAVE」はその点でまさに大胆
不敵な挑戦状である。そしてこのCDで、彼はまたひとつ
壁を乗り越えた。その答えはその後の活動(信近エリの
プロデュースなど)に出ている。
彼は「日本の音楽シーン」に対しても、常に真っ向から
挑戦状を叩きつけているのだ。それを特に感じたのが
このアルバムである。
私はそんな彼の姿勢に敬意を表する。