華やかな舞台で繰り広げられるカラフルな人間模様。ノリのよさとスピード感で視聴者を軽やかに引き込む。一見格段にお育ちも視点も理想も違う凸凹な人物たちが、取り扱う様々な事件を前にそれぞれの感情や信念を揺さぶられながら、いつしか確固たるチームワークを紡ぎだして行く様は心熱くさせられるものがある。
といいつつも星3つなのは何となく鷹宮真という中心人物の心情変化に今ひとつ説得力がないように感じられるからである。有能なキャリアウーマンで鉄の女的イメージを描くためにはそうせざるをえなかったのか??しかし一観客としてはもう少し心情描写の掘りさげをほしいと思ってしまう。
ノリのいい展開は楽しめる要素だが、同時にストーリーに説得力と厚みを与える人物描写もやはり不可欠だと思う。強面で通してきた女性のラストシーンでの微笑みは、すべてを溶かすような温かみもあり、かつちょっぴりはぐらかされたような気分にさせられてしまうのはもうちょっと彼女という人物の心の内を知りたいという欲求不満が残ってしまうからなのだ・・・。
現実に人の気持ちを知るということは、どんなに長い時間を過ごしても大方は推測であって、あとは聖域の様なものだ。そのなかで人と人との関係性を支えるものは互いを信頼する気持ちとそのアピールによるものなのだろう。彼女の心をもっときいてみたかった。