大阪ラプソディーの歌唱力については脱帽します。この曲を彼女ら以上に感情を込めて歌える人は他にいないでしょう。漫才について言えば、未熟で荒削り、同じ内容の繰り返しが多い。彼女らが若くで漫才を止めたことを本当に残念に思います。その昔のかしまし娘、お浜・小浜、蝶々・雄二、ダイマル・ラケットさんらの漫才の面白さには深みがありました。蝶々・雄二さんは戦後の大阪城公園で泣かせ漫才をしてきたと聞きます。面白さに対する真剣な努力や銭の苦労が違うのでしょうか。私の学生時代、学校の帰りに客が入らないからと無料で見た漫才がありました。内容はお腹の皮がよじれるほど面白く、男性漫才師が女性漫才師を殴る時はボッコーンという音がして、こんなことをしても大丈夫やろか?と思いました。彼らは後に敏江・玲児となりました。とにかく、千里・万里さんの若い頃の作品は一度だけは見ましたが、二度見ればあきる内容でした。すみませんが。
最近のお笑いブームでも「女芸人って何か面白くないなぁ」って思ってる人や若い人は絶対このを見るべき!こんな女芸人がいたんですねぇ〜(しかも上沼恵美子)。世代がまったく違う私でもこれは面白いと思ってしまった。昔の芸人って皆さんこんなに面白いんでしょうか?しかし最近の女芸人は年々数も増えてきてるのに何で面白くないんでしょうか?(田上よしえは別)
海原千里は上沼恵美子なので、現在エミー節は嫌という程毎日のTVで堪能出来る(爆
しかしこの人は単なるお喋りおばさんでは無い(爆 エミーの16〜22歳「海原千里」は天才の技芸とセンス、テンポ、とアイドル性も兼ね備えた天才漫才師だった。
デビューの昭和46年から、結婚引退する昭和52年の6年間のみ、眩い光芒を放ったお笑い界の「伝説」と評価する人は多い。
このDVDはその「伝説」を見る事が出来る貴重な映像である。
本作は昭和48年の上方漫才大賞と、油の乗った昭和51年の3本。合計4本の漫才が収録されている。
この中で最初の漫才は前出の上方漫才大賞の芸。千里が17、8歳であろうか、現在のエミーよりもさらに切れの良い口跡と、超高速のマシンガントークで、自分を褒めまくるネタ(現在と変わってない 爆)を絡めたネタを披露している。
姉でもあり、相方である万里は、大舞台という事で緊張がみてとれるが、千里は全くマイペース(爆 しゃべくりの中の流れで自在に客をいじり、舞台のスペースを有効に使った動きも秀逸。そして必殺の欧陽非非のモノ真似!・・・・
やや対象物を小ばかにした真似は、現在のエミーの他の芸能人に対するスタンスと似ている(爆
昭和51年の3本は、天才・千里の天才ならではの臭気を中和する万里の突っ込み芸が堪能出来る。それと、彼女のひばりの物まねは本人も認めた程らしい。でも万里の物まねはこれしか無い(爆
はあ・・・語っても語りつくせぬ、天才千里と、天才を泳がせる万里の突っ込みが絡み合う伝説の芸の数々は、島田紳介が当時大リスペクトしていた事で有名。録音して分析し、紳竜の漫才に取り入れたという。
全共闘が終わった直後にお笑い界に現れた、たった6年の眩い光芒をとくとご覧あれ。