エディターレビュー
これまでになくハイテンションな、小島麻由美の5thアルバム。本人+塚本功、ASA-CHANGといったいつものメンバーによるジャジーなアレンジに加え、菊池成孔や清水一登らによるへヴィーでゴージャスなホーン・アレンジが光る。脳天気な明るさの中に妖しくセクシーなうねりを持つ、唯一無二の小島ワールドにどっぷりと浸らせてくれる大傑作だ。 躍動的なドラムによって導かれるハードボイルドな<1>に始まり、ポップなメロディーとキャバレー風のホーンが楽しい<2>、新宿無頼派チックな小島節がとてつもなくカッコイイ<3>、アップテンポでスリリングな<4>と、リスナーをとりこにする素晴らしい楽曲が並ぶ。物憂げなヴォーカルとからみつくようなベースラインがセクシーな<5>、パーカッションがせつないスローナンバー<6>も秀逸だ。日本テレビ『ナイトホスピタル』の劇中使用歌となった<7>ではホーンセクションを大幅にフィーチャーし、ラテン風味が強めのヴァージョンになっている。各局でヘヴィーローテーションされた大ヒット・シングルの<8>、2002年最後のシングルであったスーパー・バラード<9>と続き、彼女特有の悲しげな空気をたっぷりとたたえたロウファイなナンバー<10>で幕を閉じる。 おそらく彼女の最高傑作として挙げるファンが多くなるであろう、ゾクゾクするような素晴らしいアルバムの誕生だ。(川島うどん)
カスタマーレビュー
少しムーディなBGMとしていかが 愛のポルターガイスト 小島麻由美
小島麻由美氏の作品は独特なので、その辺が分かる人に
向けたレビューとなることをご容赦願いたい。
私の小島氏評は「セシルのブルース」に記載したので、
そちらをご参考にして頂きたい。
BGMとして最適な作品の1つ。
小島氏の作品としては、一曲一曲の完成度は高い。
反面、小島ワールドとしては、牙を抜かれたようだ。
毒々しさ、能天気さを少し抑えて、アレンジはブルース、ジャズ本来の
曲調に近づけて、かっこよさを出している。
小島ワールドファンには、小島麻由美の違った一面として買ってみても悪くない。
それ以外の方には、本作で小島氏の評価をしては違うような気がするが、
少しムーディなBGMとしていかがでしょうか?
愛のポルターガイスト 小島麻由美
前作もそうでしたが、今作は更に夜っぽいアルバムになってます。
一口に夜と言っても様々なイメージがあるでしょうが、彼女の描くそれは、暗くて、怪しくて、切ない。
「恋はサイケデリック」は、初期の頃の様な脳天気な明るい楽曲ですが、
この人は昔から、こういう曲でも「ただ単に楽しい曲」だとは思えないですね。
どこかしら狂っているような、そんな印象を受けますね。
コジマユの醸し出すグルーブ感が楽しめる一枚 愛のポルターガイスト 小島麻由美
2003 年にリリースされた小島麻由美の 5th. アルバム。
アルバムとしてのオープニングを飾る <1>「ポルターガイスト」は途中の BennyGoodman の 「Sing Sing Sing」
みたいなフレーズも楽しいノリノリのナンバーで、このようなテンションの高い曲でアルバムへの導入を
図るのは前作『my name is blue』 を彷彿させるようで、いいパターンだな、と思います。
全体的に初期の3部作よりも 『my name is blue』 の趣向を継承するアルバムですが、今作などはまさに
バンドサウンドと融合したカッコ良さを強く感じる一枚です。
そんな中、シングルカットされた <7>「恋はサイケデリック」などはちょっとセシル時代の雰囲気も感じさ
せてくれるホッと一息つけるハートウォーミングな一曲で、出会った頃のコジマユを懐かしく思い起こさせて
くれる楽しいアクセントになっています。
全体的に初見のリスナーをガッチリ掴むキャッチーさは影を潜めていますが、聴き込むほどに味のある
一枚だと思います。
1st.『セシルのブルース』が気に入った方は 2nd.『二十歳の恋』→3rd.『さよならセシル』へと歩む道を、
また 4th.『my name is blue』が気に入った方は 本作の『愛のポルターガイスト』へと進むのが王道の
流れかな。
最後に余談ですが、アンチ・メジャーな私ですが、こういう音楽性を認めてくれて、長い目でサポートして
くれる(S社やT社やV社と比べての)ポニキャの懐の深さってのは認めなきゃいけないところがあよるな〜
と思いました。
五ッ星評価:★★★☆☆
あどけなさをのこした悪女、小島麻由美 愛のポルターガイスト 小島麻由美
ここ数年で急速に増殖してきた「場末のクラブ歌手」系レトロ・スウィングの先駆は実は彼女だったのかも。稀に見る才女よね。 セシルな面影をもうあまり残さずに、危険な感じは羨望のマトですね。 黒い皮のブルースにてホーン隊にあんなフレーズを演らせるのは、彼女しかできない!恋はサイケデリックのサイケというより帰ってきた酔っ払いか?みたいな曲も彼女だからかわいくて許せる。JAZZをむりやりオルタナに持って行ったかのような、ダイナミックでやや大味な作品全体のノリは、たまらなくスリリングでいかすワ。
ご機嫌になれる一枚 愛のポルターガイスト 小島麻由美
一曲目の「ポルターガイスト」イントロのドラムソロが始まると自然に体が動き始めちゃいます。 対照的にラストの「光と影」は彼女独特の震えるようなつぶやきに似たバラードです。 ポップなナンバーから超スローなナンバーまで小島ワールド炸裂って感じです。 一枚のアルバムの中にこんなにギャップがあってもいいのかい?ってくらい内容盛りだくさん。何度聞いても絶対に飽きません。 最高の一枚です。
最新レビュー 愛のポルターガイスト 小島麻由美
収録曲・トラック
Disc1
1.ポルターガイスト
2.眩暈
3.赤と青のブルース
4.黒い革のブルース
5.ハードバップ
6.月の光
7.恋はサイケデリック(アルバム・ヴァージョン)
8.ロックステデイ ガール(アルバム・ミックス)
9.愛しのキッズ
10.光と影
愛のポルターガイストを買った人はこんな商品も買っています
関連ページ
|