エディターレビュー
大学を卒業し、地方のろうあ学校に教師として赴任してきたジェームズ(ウィリアム・ハート)は、子どものころからその学校にいて、今も居残りながら働いている閉鎖的な女性サラ(マーリー・マトリン)と知り合う。かたくなな彼女の心を溶かそうとジェームズは努め、やがてふたりの間に淡い恋心が芽生えるが…。 トニー賞を受賞したマーク・メドフの戯曲『小さな神の子ら』を女流監督ランダ・ヘインズが映画化。ラブ・ストーリーという焦点に絞ったムーディな演出が功を奏し、邦題に偽りなく静かに心地よく見られる繊細な佳作に仕上がっている。型破りの教育を施す主人公のキャラクターそのものも、実に気持ちよいものがあった。M・マトリンは本作でアカデミー賞主演女優賞を受賞。(的田也寸志)
カスタマーレビュー
音の無い世界に生きる女性 愛は静けさの中に [DVD] ウィリアム・ハート
主人公のサラ(マーリー・マトリン)は耳の不自由な女性。聾唖学校で育ち昔は優秀な子だったのだが、今は問題行動などを起こす嫌われ者になってしまっている。そこにウィリアム・ハート演じる教師ジェームズが学校にやってきて、聾唖学校の生徒達との格闘の日々を送る中で、サラと特別な関係になってゆく。しかし、サラは音の無い世界(耳が不自由だから)で生きており、ジェームズは音のある世界に生きている。その壁が2人にとって最大の障害になってゆくというのが本筋です。勿論ここでは語り尽くせないほど深いストーリー展開になってます。この映画でマーリー・マトリンはアカデミー主演女優賞を受賞しています。そして、マーリー・マトリンは実際に聴覚障害者であるだけに、その演技にみなぎる表現力!には思わずうなってしまいます。共演者のウィリアム・ハートも実に自然な演技で好感がもてます。パッケージの裏に「一度でいいから名前を呼んでくれと願うー男」「言葉の無い世界で深い愛に生きようとするー女」という言葉が書かれています。この言葉を意識しながら観ていくと、それぞれのキャラクターの内面がより理解できると思います。落ち着いた感じの映画ですが心に響く作品です。
最新レビュー 愛は静けさの中に [DVD] ウィリアム・ハート
関連ページ
|