エディターレビュー
2002年6月にニューヨークで録音した、木住野佳子初のボサノヴァ・アルバム。12曲中6曲がオリジナル。マーク・ジョンソン、ダニー・ゴッドリーブとのトリオ演奏、そしてホメロ・ルバンボ、バシリ・ジョンソンら在ニューヨークのブラジル勢とのセッションから成る。 マイケル・フランクスの<4>は3拍子でスタート、途中4拍子に変わるところがユニーク。全体にアレンジにはずいぶん気をつかっている様子だ。本人いわく「リズムを変えたりしてるのは、自分が楽しんで演奏したいから」。タイトル曲はインスト・バージョンと元トワ・エ・モアの白鳥英美子をフィーチャーしたヴォーカル・バージョンの両方を収録している。あっと驚く仕上がりなのは<10>と<11>で、これらはプログラミングを駆使したクラブ系のサウンド。この2曲は今後につながるアプローチかもしれない。 木住野はベーゼンドルファーの愛用者として知られているが、この作品もベーゼンのフルコン新モデルを使っての録音とあって、ピアノの音色も魅力。エレガントな都会的ボサノヴァ作品だ。(市川正二)
カスタマーレビュー
木住野佳子初のボサ・ノヴァ シエスタ 木住野佳子
木住野佳子は繊細でナイーブな感性を表現したピアノが持ち味です。美しく洗練された音で綴られた爽やかな印象を残すジャズ・テイストを感じさせるボサ・ノヴァのアルバムでした。
「シエスタ(お昼寝)」というアルバム・タイトル通り、心地よい音楽が続いています。全体的に爽やかな環境音楽のような印象を残しました。ボサ・ノヴァの音楽手法を使って木住野佳子の心象風景を鮮やかに提示したようにも感じます。刺の無い音楽ですので、主張性という点では物足りないかもしれません。バックのメンバーが、ジャズの世界を支えており、彼女の華麗なスタイルのピアノと共に、オリジナル曲では彼女の内面に浮かぶ世界を音楽で描いているようです。 6曲はアントニオ・カルロス・ジョビンの曲を含むボサ・ノヴァのナンバーで、他の6曲は木住野佳子のオリジナルです。その演奏と楽曲は気分を爽快にさせてくれる「癒し」効果があります。
白鳥英美子のヴォーカルを聞くことができる「シエスタ」と「コルコバード」は興味を持って聴きました。アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲「コルコバード」での少しけだるいような白鳥英美子は相変わらず良い雰囲気を醸し出しています。透明で温かくふんわりとした声質とボサ・ノヴァはよく似合います。トア・エ・モアから40年ほど経ちましたが、「癒し」のヴォーカリストですので、木住野佳子のめざす音楽世界とよいマッチングを果たしています。
また時折、物悲しくセンチメンタルな心情と情景や、耽美的な演奏を聴きますと、他の日本のジャズ・ピアニストにはない美しさを感じさせます。その穏やかさは、聴く者を安らぎの世界へといざなってくれます。心地よいコード進行と音の数を少なくしていることにより、音楽の透明度が増しているようです。
これはジャズではない。 シエスタ 木住野佳子
評判が良かったので購入しましたが、このCDはジャズではなく、ボサノバです。木住野さんのジャズぽいアドリブは流れますが、バックはボサノバのリズムであり、ジャズではありません。彼女にはロックが根底にあるような気がします。同じようなアーティストとしてSayaさんがいますが、私は彼女の方が好きです。ジャズの品のあるCDが欲しいと思ったのですが、残念です。
ドラマがあります… シエスタ 木住野佳子
佳子お姉様のピアノはどのアルバムも優しく、とても上品に響き渡る。 サポートするメンバーも自分の世界を持ちつつ、前に出過ぎないから、常に佳子様の音色が引き立っている。 このSiesta「いつどこで」と言うより、場面を限定させない位、高貴で気品の良さを感じる仕上がり。 しかし、曲ごとにドラマを感じるような作風。 ジャケ写もアルバムの雰囲気を表現しているような、とてもいい表情をしている。 大人なピアノ、静か過ぎず、チョットはアップテンポあり、ジャズを知らなくても優しく響き渡る素敵な作品。
これからの初夏〜秋半ばにかけては シエスタ 木住野佳子
このアルバムはとても心地良いBGMにもなります。 ドライヴでも部屋聴きでも、実にリリカルで季節の風を感じます。 輸入盤でも出ていましたが、確かに欧米でも受け容れられる素養が あるように思います。 繊細なタッチと美しいメロディラインの織りなす爽やかな空気感、 ジャズとボサノヴァの美味しいところを上手く聴き処に配するセンスなど ヨーロッパのピアノトリオが人気を博すのと同じ文脈では高く評価されて当然 かも知れません。 まあもう少しJAZZらしさがある方が良いという方もいらっしゃる でしょうが、この作品に関しては出来が良くてこのままが良い 気がします。一度お試し頂きたい好作品です。
シエスタ シエスタ 木住野佳子
元々JAZZやボサノヴァは好きでよく聴いていましたが、ピアノのボサノヴァはこの『シエスタ』が初めてでした。視聴コーナーで聴いた途端、何か運命めいたものを感じ、即購入に至りました♪特に3曲目の『プリマヴェーラ』がお気に入りです。このCDを聴いていると、無償に『ピアノが弾きた〜い!』と言う欲求に駆られてしまいます。本当に超お奨めのCDです!!
最新レビュー シエスタ 木住野佳子
収録曲・トラック
Disc1
1.シエスタ
2.赤いブラウス
3.プリマヴェーラ
4.アントニオの歌
5.ソー・メニー・スターズ
6.ポコ・ブラジル
7.シエスタ−ヴォーカル・ヴァージョン−
8.ノルウェーの森
9.ザ・デイ・ウィル・カム
10.コルコバード
11.マシュ・ケ・ナダ
12.プレイ・フォー・ゼム
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