さすがピクサー、という感じで
CG技術もさることながら
細かな演出、展開で、丁寧に作られてる傑作だと思います。
CG技術だけではここまでヒットしなかったでしょうね。
冒頭の工場(?)シーンも、実在の生産ラインのようで笑ってしまいました。
子供の描写もよく観察されていると思いました。
作者はジブリの大ファンとのことで
ジブリにも訪れているそうですが
チラリと登場する日本ネタにも笑ってしまいました。
ブーは「日本人の女の子」という設定らしいです。
今後のピクサー社作品にも期待です。
願わくばディズニーの傘下から抜け出てほしいのですが。
「人間の子供を『獰猛な野獣』と信じ込ませることで、人間を怯えさせることを正当化しようする支配階層」というテーマは「Boy Meets World」の名プロデューサー、マイケル・ジェイコブズの傑作TVシリーズ「恐竜家族」にあったもので、この映画は非常に強く彼の影響を受けていると言えます。
ただジェイコブズの作品は「シンプソンズ」などと同様に、あまりに大人向けの内容なので、子供が理解するのは大変です。その点この作品は親と子供が一緒に、そして素直に喜べるように無駄な話は一切捨て去り、とてもシンプルな冒険活劇にまとめられており、大変好感が持てました。
思えば、かつてのJ・ルーカスの「インディジョーンズ」も、こういう単純な「映画を見る喜び」を感じさせてくれたものでした(今は見る影もありませんが...)。
冒頭と、巻末に付いてるPIXERの「おまけ映像」が本当に良く出来ており、個人的には大変気に入っております。
家族愛とか友情とか異性愛をてらいも無く謳い上げる映画は嫌いだが、だからディズニーは(特に最近のディズニーは)嫌いだが、この映画は普通に感動してしまった…。絶対感動しないぞと頑張って観ていたのに、いつの間にかブゥ(女の子)の仕草や舌足らずな発音に頬を緩ませ、モンスター達とのやり取りを見守っていた。本編終了後のNG集が良い。スティーブ・ブシェミの声もはまっている。CGもここまできたか。負けた、と思った。なにより発想が素晴らしいじゃないか、人間に怯えるモンスター達が、悲鳴を集めて動力源にしているなんて。ディズニー、結構やるなぁ。