エディターレビュー
高校を卒業したものの、いまだ進路も決めることなく不安定な心根のまま遊びほうけているイーニド(ソーラ・バーチ)とレベッカ(スカーレット・ヨハンソン)。ある日ふたりは、新聞の出会い広告欄に載っていた中年男シーモア(スティーヴ・ブシェミ)をからかおうと呼び出して尾行するが、イーニドは次第に彼のことが気になり始め…。 ダニエル・クロウズのコミックを原作に、まだ大人になりきれない女の子たちの人生の転機、そして友情の変化などをポップな音楽とキュートなファッション・センスを絡めながら巧みに描き上げ、日本でもクリーン・ヒットとなった青春映画の快作。個性派名優として知られるジョン・マルコヴィッチがプロデューサーとして参加している。(的田也寸志)
カスタマーレビュー
クラムやソロンズが好きな人に ゴーストワールド [DVD] ソーラ・バーチ
1 高校を卒業したが、特に目指すものもなくニート。
2 他人を見下す癖がある。
3 が、自分のこともそれ程好きではない。
4 大人になりきれていない。
5 焦燥感はあるが、何をしたらいいか分からない。
6 自分が他人と違う、特別な人間だと信じたい。
7 基本、無愛想。
8 なのに、実は寂しがり屋。
そんな女の子2人組が、新聞の出会い広告欄に載っていた中年のオタクをからかおうと呼び出します。
が、女の子の一人が次第に彼のことに興味を持ち始め…。
20歳前の女の子と40代の中年男。
自分がその中間に位置していることもあり、二人の気持ちや心境、両方とも分かりダブルで痛いです。
元々はコミックが原作だと知って、なるほどと思った。
コミックだとロバート・クラムとか、アメリカにもちゃんとこういう低い視点で物を観る人が比較的いる。
と思ったら、監督がなんと「クラム」のテリー・ツワイゴフ!
ジョン・マルコヴィッチが、プロデューサーで参加。
主人公のイーニドを、「アメリカン・ビューティー」のソーラ・バーチが。
友人のレベッカを、まだ17歳のスカーレット・ヨハンソンが。
シーモアを、コーエン作品の常連スティーヴ・ブシェミが演じています。
トッド・ソロンズが好きな人には、超オススメ。
ブシュミは多趣味 ゴーストワールド [DVD] ソーラ・バーチ
掛け値なしで面白かった。コミックの実写版ということで、製作は難しいのではと思うが
良く出来ていた。古典作品の「バーバレラ」や邦画の「アイデン&ティティ」もそうだが、
実写版にもなかなかのものがある。要は、脚本・監督・俳優の質の高さが大切なのだろう。
素直に楽しめば本当はそれで良いのだろうが、タイトルとラストシーンが重く心に残った。
ひょっとして、主人公のイーニドは孤独のあまり最後に死んじゃったんじゃないか!?。
かなり突飛な発想だが、以下のように勝手に解釈して、自分なりに納得した。
老人がいつもベンチで何かを待っている。尋ねると「みんな知らないが必ず来る」という。
ひょっとしてこれはサミュエル・ベケットの不条理劇「ゴドーを待ちながら」ではないか?
芝居では「ゴドー」すなわち「ゴッド(神)」は来ないのだが、ここでは最後にやって来る。
神が迎えに来たということは、結局老人は神に召されたのだ。そして主人公もその後を追う。
文字通り「ゴーストワールド」に旅立ったのだ。 (きっと、みんな賛同しないだろうなぁ)
うまい!!★5つ ゴーストワールド [DVD] ソーラ・バーチ
そこまで有名なタイトルでもないのに根強い人気があるのに納得
『アメリ』が名作なら『ゴーストワールド』も間違いなく名作
大半の人間は『ビッグマック』と『ナイキ』で満足なんだ
だけど私は違うみたいな
服装のセンスも抜群で発言のセンスもこれまた抜群
こいつの人間味を味わう話なのでストーリーがどうのとかほんまにどうでもいいのにストーリーまでついてくるから凄い
二人の女の子がいて魅力が五分五分にきっぱりわれるように選んだキャスティングも完璧
彼女はどこへ行き着くのか ゴーストワールド [DVD] ソーラ・バーチ
人間なんてバカな奴ばっか、自分が一番素晴らしい、人生なんて適当…なんてひねくれた根性を持っている皆さん。この映画にもそんな少女がいます。それがイーニドとレベッカ。
高校を卒業してもやりたいこともなく、本当に、人生なめとんか!?と喝をいれてやりたくなる彼女達。そんな2人がダメダメ男シーモアと出会います。しかしイーニドは次第に彼に惹かれていき…
思春期の葛藤、大人になりきれない彼女達。しかしレベッカは段々、現実を見つめるようになり、大人にならないのはイーニドだけになっていきます。ブシェーミ演じるシーモアのダメさも最高です。
どうしてこの映画をこんなにいいと思うのか、それは私がイーニドと似ているからだと思う。
例えば熱血な人を見ると私は「バカじゃないの?」と思ってしまう。絶対にイーニドもそう思うに決まっている。
こんな性格の悪い主人公イーニドはきっとあなたの心にも住んでいることでしょう。
そして彼女の夢は適当にバスを乗り継いで見知らぬ街に移り住んで自分のことを誰も知らない状況でまた暮らしていくこと…。あのときバスに乗ってどこかへ行ってしまった彼女はいま、
どこで何をしているんだろう?彼女はどこへ行き着くんだろう?
変化に直面する少女たち ゴーストワールド [DVD] ソーラ・バーチ
自分が思っているほど大人になりきれていない少女イーニドとその親友であるレベッカ。高校を卒業したばかりの二人は、この時期の若者に特有の「行き場も意味もない苛立ち」から自由になれない。何もかもを見下す二人は、いたずら半分に、出会いを求めて新聞に広告を出した中年男性シーモアを呼び出し、尾行する。面白半分にシーモアに近づいた二人であったが、イーニドだけは、シーモアに人としての魅力を見つけていくのであった。世間を迎合せず、自分を貫いているシーモアに惹かれつつも、この街で彼と過ごすことでは「自分」になれないイーニドが選んだ決断は…。
始まりの10分で、何様俺様の態度を取り続ける生意気な二人にイライラさせられます。何でもかんでも自分で出来ると勘違いしていて、人生を知り尽くしていると思い上がっているような10代の少女たち…。そして、このふてくされている二人が愛おしいのです。特別な誰かにならず、等身大の10代の少女になりきったソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソンの演技に釘付けにさせられました。特に、自分の生き方を見つけてドンドン大人になっていくレベッカと、取り残されるイーニドの変化は見ものです。
どこにでもありそうで、どこにもない。それでいて、誰の胸の中にも存在しそうな話として綺麗にまとめた作品だと思います。
最新レビュー ゴーストワールド [DVD] ソーラ・バーチ
ゴーストワールド [DVD]を買った人はこんな商品も買っています
関連ページ
|