男がいる。妻は脳死状態で事実上愛情生活というものは持てない。女がいる。男にとって最高の友人であり、確かに愛情がある。でも、男には妻がいるというためらいがあって、女と生活(人生)の全てを分け合おうという気にはなれない。女はそれに空しさと切なさを感じて離れていく。そして再会したとき女にはもう命が残されていなかった。
何年かずつ年をおいて場面が展開していくので、中年以降も静かに燃える愛情の火というものが切実に、哀しく感じられる。そして、ほんのためらいで実現しなかった愛情生活というものがいかに後悔されるものかも。でも、それだけじゃないよ。すっごくいい展開もあるよ!