エディターレビュー
広告代理店勤務のコピーライター志乃(真中瞳)は、ある上司の夫人から手切れ金を渡され、大阪支社へ飛ばされることになった。幼いころの日々から培った諦念でそれを黙って受け入れ、大阪へ赴いた彼女は、そこで入社してきてまもない楽天家社員の前野(境雅人)と知り合うが……。 最相葉月が記した1200字足らずのエッセイをもとに、これが映画監督デビューとなった長澤雅彦が描く透明感あふれるラブストーリー。傷つくことを恐れながら育ってきた女と、傷を見せないように生きる男。どちらも現代の青春像を反映させたリアルなものだが、それを意気込まずに等身大のナチュラルな姿勢で描ききったことが成功の秘訣だろう。真中瞳は本作でキネマ旬報新人女優賞を受賞。(的田也寸志)
カスタマーレビュー
レビューを読んで ココニイルコト [DVD] 真中瞳
ここのレビューを読んで、以前から気になっていたので購入しました。
言葉は悪いけど淡々としている。
ここで泣かせるとか、笑わせるとか映像的に強制感がありません。
勿論そんな筈はないんでしょうが、物凄く自然で日常を描いている様でした。
私の涙腺は弱いのですが、話の流れで泣くのは決定していました。
でも映像運び的には泣かないと思っていたのに、自分でも驚く程に泣いてしまいました。
見る人によって先に進む勇気をくれたり、現状のままでも良いと思えたり、その両方だったり、捉え方の違う映画だと思います。
切ないけど、心が温かくなって日常が大切に思えるような作品でした。
この、作品を観た理由は、 ココニイルコト [DVD] 真中瞳
堺 雅人が出いているから・・・。
何てたって、その頃の僕は、大河ドラマ「新撰組!」にドハマリしており、その中でも山南役の堺に、心を奪われていたからだ。
あの、なかなか、本心を見せない、ある種屈折した山南像は、完全にハマリ役だったと、感じた。(その後、雑誌などで、山南がドラマでは、一番人気だと知って、「やっぱりなぁ〜」と感じた次第)
そんな、堺 雅人が出演している、他の映画を探していた時、この作品の存在を知った。
観た感想は・・・。
個人的には、「普通」。
ナチュラルな、等身大的な作風で、好印象な作品でした。
堺 雅人は、「新撰組!」ほど、魅力は感じませんでしたが、また違う雰囲気で、観れて良かったです。
必涙の名作。気持ち良く、ナミダ。 ココニイルコト [DVD] 真中瞳
カテゴリーとして分類するなら、おそらく間違いなく、恋愛ものなのだろう。
でも、二人は手をつながない。近づくこともほとんどない。抱きしめるなんてもってのほか。
それらしい視線もない。甘い言葉だってない。
だけどほんの少しずつ、お互いに近寄ろうとする。
自分の命に臆病だから近寄れない彼と、自分に引け目を感じて臆病になっている彼女と。
お互いが、自分の命に、そうして自分自身に、少しだけ自信を持ちたいと思ったとき、ほんの少しだけ二人が伸ばそうとした、手。
少しだけ届かなかった、でも、それでも自分を信じてもいいのかな?
答えはきっと、ええんとちゃいまっか?
思わず涙が出て、そして最後の最後、古道具屋のイキな計らいに、にやりと泣き笑い。
さぁ、見終ったらきっとあなたは、プラネタリウムに行きたくなる。古道具屋でカエルを探したくなる。
そうしていきなり、大阪の町をぶらつきたくなる。でしょう?
堺雅人さん素敵! ココニイルコト [DVD] 真中瞳
堺雅人さんのファンなら、また彼の癒し系の優しい声と微笑みに癒されるでしょう!正直、真中瞳さんは、淡々と喋りすぎかなと思いましたが、堺雅人さん扮する前野くんの優しい人間味ある言葉に自然と励まされます。宮崎県出身の彼が、大阪弁で演技しているのも、面白いし、苦手といわれる野球でも、バッティングセンターで、打つ姿を披露してくれています。髪型とかは、今と全然違うけど、あの優しい雰囲気は、そのままで、本当に堺雅人さんは、生と死の間で、命のきらめきを表現するのが上手だなぁと思いました。あんな同僚がいたら良いのになーと思う作品でした。
ラブストーリーとはちょっと違う ココニイルコト [DVD] 真中瞳
「願ったって無駄、信じたって叶わない。」そう思うことで自分を傷つけずに生きてきた主人公(相葉志乃)が、ひとりの青年との出会いで信じることを取り戻すというヒューマンドラマ。この作品に感動できるかどうかは、登場人物にどれほど感情移入できるかにかかっているのだが、私は志乃のような女性は苦手なので、ラブストーリーとしては感動できなかった。
逆の立場で、志乃のように少々仕事に疲れたキャリアウーマンは、前野悦郎のほんわかムードに心から癒されると思う。
前野の口癖である「ま、ええんとちゃいまっか」は「肩肘張らずにもっと楽に生きなさい」という意味。志乃の閉ざされた心を少しずつ開いていく。病院での会話で志乃が「信じる者は救われるということ」と聞いて、前野が「ちょっと違う」と答える。おそらく「天は自らを助けるものを助ける」と言いたかったのだろう。
志乃の感情の起伏があまり現されてないところは疑問である。いくら恋愛まで行ってなくてもあのような事態になれば相当の感情の乱れがあったはず。少々、きれいに作った感は否めない。
私自身は前野のように器用ではない。むしろ志乃のように不器用である。この作品を思い出したように見るのは、どこか志乃に共感できるところがあるからかもしれない。
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