視覚障害であろうがそれを慰めの目で描いていないので見ていて爽やかな気分になりました。
それはちょうど同じ大林監督の「あの、夏の日」にも似た気分でしょうか。(爽やかな涙が出るというか――私はあの、夏の日を見て涙が出たのです。)
障害を持っていたからって(それは辛いときもあるけれど)辛い場面ばかりではないのです。それは目に障害のある父を見ていてよく分かりました。時には自分ひとりで悩んだり、大声を出して泣いたり、笑ったり・・・人生はよく映画で描かれるように悲しいことばかりではないのです。この映画はそれをあらためて感じさせてくれる勇気と元気が沸いてくる映画です。