エディターレビュー
1973年に放映された「必殺」シリーズ第2弾。シリーズの中でも人気の高い本作は、藤田まこと扮する中村主水が初登場した記念すべき作品でもある。「晴らせぬ恨みを金で引き受けて殺す」仕置人・主水、念仏の鉄(山埼努)、棺桶の錠(沖雅也)たちの姿をエネルギッシュに描き出していく。 「悪の上をゆく極道」=「仕置人」とする本作は、怒りにまかせた仕置が特徴的。たとえば、ただ殺すだけではなく、さらし者にしたり、身動き取れぬようにして絶食させる。また、「必殺骨はずし」など、後のシリーズに影響を与える凝った殺しの技も見逃せない。全体に漂うダークな雰囲気と、ショッキングな展開をみせる物語が深い印象を残す傑作だ。 VOL.1は、とある依頼をきっかけに裏稼業・仕置人を結成する第1話から第3話「はみだし者に情なし」までを収録している。(井上新八)
カスタマーレビュー
極悪人の世界 必殺仕置人 VOL.1 [DVD] 山崎努
今ではとても作れない作品で、まぎれもない必殺シリーズの最高傑作であり、日本のテレビドラマ史上類を見ない作品でもある。ものすごく好きなんだけれど、冷静にみるとヤバ過ぎるでしょこれ。だって鉄ちゃんは紛れもない快楽殺人者でもあるんだよ。明らかに正義感の発露である主水とは発想が違うんだよな。鉄は紛れもない極悪人。彼だけは仕置きそのものが楽しくてしょうがないんだよ。生きていても害悪ばかりの相手だからこそ俺が殺して何が悪いというのが彼の論理だよな。狂ってなくて冷徹そのもののところが必殺史上いやすべてのキャラ史上最凶の地位に在らしめてる所以だな。レクター教授って鉄がモデルなのかしらん。
主水や錠もいいがやっぱ鉄でしょ。山崎努さんは、本当にすごい人だ。
必殺シリーズ最高傑作!! 必殺仕置人 VOL.1 [DVD] 山崎努
仕掛人から受け継いで練り直したハードな設定とストーリー!鉄と錠のアクションと殺陣は必見!
1〜2話はさすがに面白い 必殺仕置人 VOL.1 [DVD] 山崎努
中村主水初登場のイメージは、後の主水の、善良ぶった薄気味悪い変質者的なキャラクターと違い、なかなかに魅力的である。
このぐらい、精悍でワルでなければ、現実に金ずくで人を殺せるはずもないと思う。
念仏の鉄も、第2話くらいまでは、ワルの上をいくワルである。魅力的!
なんで、こういう魅力的なキャラが、回を重ねるとともに、へんてこりんな正義感に囚われた凡庸な殺人者になっていくのか……。
必殺シリーズは、多くの作品が作られたが、すべてが面白いわけではない。
この1巻は、確実に面白い作品集として、お勧めである。
念仏の鉄に惚れました。 必殺仕置人 VOL.1 [DVD] 山崎努
これが30数年前に放送されていたとは。当時見ていた人が羨ましい。第2話の桜吹雪の下の仕置きシーンは鳥肌たちました。 鉄が好きなんで買いましたが買ってよかった。見てよかった。
「仕置人」を観るなら初回は外せない! 必殺仕置人 VOL.1 [DVD] 山崎努
数ある必殺シリーズの中で、最も好きな第一話を選べ、と言われたら、
私は迷わずこの「仕置人」第一話を挙げます。
各人物像・人間関係・世界観・そして以降の仕置屋稼業としての在り方
を決めるラストまで、その全てを初回1話でここまで見事に描き切った
事は賞賛に値する。あの初回ラストの鉄のセリフは、必殺史に残る
名台詞と言ってもいい。
「仕置人」では、他の幾つかの作品に見られる様な「厳しい組織の掟」
は存在せず、ひとクセもふたクセもある、脛にいくつも傷を持つ
「ワル仲間」たちが、打算と義憤に任せるがままに仕置を行っていく、
というのが基本的なパターンである。
一見非常にアナーキーな状態だが、「連帯感」という言葉では簡単に
表現し切れないメンバー同士の微妙な距離感や深い結びつきこそが、
彼らの中で暗黙のルールを形成するものであり、結果的にこの作品を
傑作たらしめた大きな要因の一つでもあったと言えよう。
念仏の鉄を始め、圧倒的な存在感を持った魅力的なキャラクター達が
こんなにも活き活きと暴れ回るドラマは、ここ30年のTV時代劇の歴史の
中でもそうそう見当たらない。
アナーキーかつニヒルな世界観、「泥臭さ」を描くが故に生まれる
リアリティー、殺しの描写、素晴らしいBGM等等、「仕置人」によって
「必殺」の原点はほぼ全て完成を見たと言ってもいい。
こんなクールな時代劇があったんだよなぁ、30年前に。
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