この映画のどのカットの中にも、80's/NEW YORK/STREET/ARTが存在してて、この4つの要素によってバスキアが浮き彫りにされていく。彼はグラフィティーアーティストとして有名だけど、だけじゃなくって詩人であったりミュージシャンでもあった。つまるところ存在自体がアートなのである。しかもとびきりのPOPとシニカルをもち併せた。
音楽のシーンもいろいろあって、アート・リンゼイ率いるD.N.A/キッドクレオール/カクテルズそして自身のバンドGray(ヴィンセント・ギャロも在籍してた)などなどのレコーディング風景や、ライブ模様がある。これらの映像がみえるのはきっとこの映画の他にはないだろうし、今見てもぜんぜん新鮮でめっちゃかっこいい。ドキュメンタリーとしても楽しめる映画かも。
この映画は、当時のニューヨークの街や、アートの雰囲気を知る意味では良い映画だと思います。音楽のシーンが多いのですが、今見ると古臭い感じがします。バスキアが壁にリリックを書くシーンなどもありますがバスキアのドキュメンタリーという訳ではないのでそういったものを多く期待して見ない方が良いと思います。ストーリーもイマイチですがバスキアが好きな人なら、バスキアの生きた時間を少しでも見れるというだけで一見の価値アリです。