パブリック・エナミーのチャックDは、アーティストが自分のマスター(テープ)を所有するのでなければ、マスターがアーティストを所有するだろう、と予言したことがある。さて、ヒップホップを代表する人気ギャングスタ、シュグ・ナイトは、前レーベルの有名な仲間のマスターテープのほとんどを所有し、ザ・ドッグ・パウンド、Dr.ドレー、そして今回のスヌープと、以前の作品のコレクションをリリースしつづけている。でかくて太って油ぎった買主は、スヌープを脅すために当初このアルバムを『Dead Man Walking』と名づけた。それはノー・リミットおよびドギースタイル・レコーズに移籍する以前、アルバム『The Doggfather』でビズ・マーキーの「Vapors」のすばらしいカヴァーを聴かせたころからの、ゲットー音楽のコレクションだ。さて、このアルバムからは一銭も儲からないスヌープは、リリースには関わりたくなかった。ファンに不買を促したのはそういうわけだ。そういう契約詐欺のいきさつはともかくとして、このアルバムは「Gin and Juice」から「Who Am I (What's MyName)」まで、スヌープの激しい曲をほぼ網羅していてすばらしい。良心が痛まないなら、ぜひ買いたいアルバムだ。(Dalton Higgins, Amazon.com)
スヌープのピークを見事にとらえたアルバム。ヒップホップを知りたいなら聴くしかないわな。ジャズとヒップホップがいかにブレンドされているかの絶好のサンプル。10点中10点
Disc1
1.ナッシン・バット・ア・G・サング
2.ヘッド・ドクター(フィーチャリング・スウープ・G)
3.ジン・アンド・ジュース
4.イーストサイド・パーティー(フィーチャリング・ネイト・ドッグ)
5.マーダー・ワズ・ザ・ケース(リミックス)
6.エイント・ノー・ファン
7.ドッグファーザー(リミックス)(フィーチャリング・ティンバランド)
8.ミッドナイト・ラヴ(フィーチャリング・ラファエル・サーディク,ダズ・デリンジャー)
9.イーストサイド(フィーチャリング・オリジナル・デス・ロウ・イーストサイダズ)
10.フー・アム・アイ(ホワッツ・マイ・ネーム)
11.ドギー・ドッグ・ワールド
12.トゥー・ハイ(ポリ・ハイ)(フィーチャリング・ダズ・デリンジャー)
13.ヴェイパーズ
14.ユージュアル・サスペクツ(フィーチャリング・スレット)
15.キープ・イット・リアル(フィーチャリング・マック10,バッド・アズ,テクニーク,コラプト,スレット)
16.スヌープ・バウンス(リミックス)(フィーチャリング・メンバーズ・オブ・レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)