カスタマーレビュー
天然の楽器 デプレ:ミサとシャンソン クレマン・ジャヌカン・アンサンブル
よく行く地元の喫茶店は 昼はバロック系クラシックで 夜はジャズをかけている。昼と夜の境はいつにしているか聞いてみると 大体夕方5時くらいらしい。まあ 確かにその辺りが afternoonとnightの境界線なのかもしれない。
そのお店で ジョスカンデプレの曲を教えて貰った。その足で近くのレコード屋(といっても もうレコードは売っていないが)で購入したのが このアルバムである。
ジョスカンデプレに関しては 全くと言ってよいほど知らなかったわけだが 知らなくても楽しめるところが音楽に許された特権である。自宅で のんびりしている時にしばしば聴く一枚となった。
アカペラの合唱の美しさが良くわかる。人間の喉頭というのも 鳥や虫の音と並んで 自然界が用意してくれた立派な「楽器」であることが良く分かる。
そんな歌声で織り上げられたデプレの音楽は 聴いていて本当にほっとする。
最高のアンサンブル デプレ:ミサとシャンソン クレマン・ジャヌカン・アンサンブル
何気なく求めた1枚ですが、CDを手に取ってみると、カウンターテナーにドミニク・ヴィスの名前があるではありませんか。すばらしいカウンターテナーを加えた男声アンサンブルは、あくまで透明ですばらしい統一感と心安らぐ音楽を提供してくれます。 小人数のアンサンブルのお手本のような演奏は、ピアニッシモからフォルテまで巧みに操って、あくまで滑らかな音楽を作り上げています。 声楽の古楽アンサンブルの頂点と言っても過言じゃないと思えるCDです。
大人の歌って・・・ デプレ:ミサとシャンソン クレマン・ジャヌカン・アンサンブル
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音楽界のダ・ヴィンチによる傑作循環ミサ曲 デプレ:ミサとシャンソン クレマン・ジャヌカン・アンサンブル
ジョスカン・デ・プレはルネサンス音楽最大の作曲家といわれ、しばしばレオナルド・ダ・ヴィンチと比較される。「パンジェ・リングヮ」は彼の晩年の循環ミサ曲の傑作。循環ミサというのは、ひとつの定旋律で全曲を統一する形式で、たとえばベートーヴェンの第五交響曲冒頭の「運命の動機(タタタターン)」の先駆形といえる。このCDでは、定旋律として使われている「パンジェ・リングヮ(舌よ、歌え)」が、原曲のグレゴリオ聖歌のままでミサ曲の最後にうたわれている。 後半はシャンソン集。時折リュートや楽器だけの演奏がはさまれていて、耳も疲れない。特に器楽だけの演奏を聴いていると、バッハがこういう音楽を肥料にして作曲していたのだと実感できる。ーー私たちはこれまで、バッハをモーツァ???トやベートーヴェンの源泉とみなして疑うことはなかった(学校では「音楽の父」と教わった)。でも、この矢印を逆向きにして、ルネサンス音楽を総合したバッハを考えるとき、古楽器による演奏は単なるブーム以上の価値があることを認めざるを得ない。 デュファイにはじまったとされるルネサンス音楽は、その後半には30声、40声というとてつもない音楽にまで「発展」する(トマス・タリスの40声の「御身のほかにわれは」は、現在でも時々演奏されCDで聴くことができる)。バロックの時代は、いわばルネサンスの語法でやれそうなことをすべてやり尽くしたときに生じた。デュファイからおよそ300年後、バッハの登場によっていよいよ私たちの音楽の時代の幕が切って落とされる。 そのバッハからおよそ300年、20世紀までにやれそうなことはすべてやり尽くした今、私たちの21世紀はどこへ向かおうとしているのだろうか? それが新たなバロック時代への幕開けであってほしい、と私は思っているのだが。
最新レビュー デプレ:ミサとシャンソン クレマン・ジャヌカン・アンサンブル
収録曲・トラック
Disc1
1.ミサ「パンジェ・リングヮ」〈シャンソン集〉
2.さようなら,わが愛するものたちよ
3.かわいいしし鼻娘
4.はかりしれぬ悲しさ
5.はかりしれぬ悲しさ(リュート版)
6.知らなければ
7.ニンフたち,ナパイアたち
8.ジョスカンのファンタジー
9.最高のうちでも最高のひと
10.もはやあなたは私の恋人ではありません
11.国中のすべての悲嘆に暮れた心よ
12.悲しみと愁いにあふれるけれど
13.絶望的な運命の女神
14.恋に悩む心
15.ただ死ぬのを待つ以外
16.こおろぎは良い歌い手
17.いとしい方を失ったら
18.深い悲しみと痛ましい喜びよ
19.奥様,どうぞ受け入れてください
20.慰めておくれ,やさしく陽気なブルネットちゃん
21.森のニンフ,泉の女神
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