4thアルバム『サングローズ』をもって、 活動を中止したCoccoのビデオクリップ集。内容は全シングルクリップ11曲、未発表の秘蔵ビデオ3曲、そして彼女自身の企画・監修による撮り下ろしが2曲という構成だ。
全体をとおしてはオフショットの無邪気であどけない表情とヴォーカルショットの視点の定まらない不安感やせつなさを表現する部分の対比が印象的であった。また、撮り下ろし2曲と他の作品がまったく違うアプローチなのがおもしろい。
シチュエーションは変わってもどこか統一感のある他の作品に対し、モノクロ映像を使って演出されたパフォーマンスを繰り広げ、演奏シーンではDr.Strenge Loveとギターを持って共演する「Rainbow」、そしてCocco自身が書いた絵をアニメーション化し、実写と合成させた異色ポップ系作品「Drive you crazy」の満面の笑顔は何かを吹っ切った彼女を象徴しているかのように思われる。(末延仁人)
coccoの映像に触れるられることが少なかったファンに、やっと待望のクリップ集・・となったがそれが活動休止と同時とはあまりにも悲しい・・。
デビューシングルからのシングルクリップに、rainbow(この曲は本当にプロモも映像も素敵)などの曲を含めたものだが、映像の中にもcoccoの成長を感じた。デビュー当時のシングルクリップは慣れないせいもあると思うが、おどおどした感じをしていたcoccoが、最近の映像では非常にいきいきとしている。表情やしぐさのひとつひとつに、確かに彼女の成長を感じることができるのだ。
coccoの世界にひきこまれているうちに1本見終わってしまう、そんなクリップ集。
このビデオは今までのCoccoの軌跡が詰まっている。今までのプロモーションビデオも最初から最後まで見る事が出来るFANには感動的なビデオだ。ビデオでは歌に秘められた思いも、CD以上に味わえる事が出来た。そして今までの曲のイメージからは想像できない彼女の笑顔も「秘蔵ビデオ」で拝めた。しかし気になったのは何度も見る事によるビデオ自体の品質悪化だ。やはりDVDの方が永久保存版になると思った。しかし内容としては文句無しに楽しめる事が出来た。
Coccoの活動停止に改めてショックを受ける作品だ。