エディターレビュー
中央大学文学部在学中から都内のライヴハウスで歌い始め、知る人ぞ知る存在の新進女性ジャズ歌手、akikoのデビュー作である。 2001年2〜3月、パリで録音された本作のプロデュースは、有名ジャズピアニストのアンリ・ルノー。クレモンティーヌのデビュー作のプロデュースでも知られている。またバックは、フランスのミュージシャンが務めている。本人いわく「まったく白紙のままパリに行って、なるようになるさと思ってやったのが、結果的に良かったんじゃないかと思ってます」。 選曲的にはスタンダード集といえる内容だが、ヒネリのきいたアレンジが斬新だ。たとえば<2>はボサノヴァアレンジで、<8>は意表をついた7拍子、<9>はファンク調である。ジャズヴォーカルというと、難解な世界をイメージして構えてしまう人もいる。だがakikoの歌声はポップセンス抜群で、入門者にも抵抗なく聴ける。カッコよくて、気持ちのいいヴォーカルだ。(市川正二)
カスタマーレビュー
優秀な音楽 ガール・トーク akiko
女性JAZZボーカルの魅力は、女性が根源的に持っている温かみが、歌声の細部にまで宿り、その儚さもまた、しなやかな指先の肌触りほど伝えられる、うたの表現力に出会えたときの喜びだ。
akikoは、そういう女性ボーカルの基礎の力を感じる。表現力も既に完成されていることに驚く。発声は日本人離れしているというよりも、JAZZの水の下で育まれたような才を発揮している。今作はスタンダード中心ということで、コンクールで課題曲を演奏する際のように、技量を先ず魅せてくれるのだ。そこにフリー演技のように、彼女のフレーバーが散り蒔かれるのだが、どれも決まっている。クレモンティーヌを担当したプロデューサーの色だろうか、曲や歌声はエモーショナルさよりフレンチらしい綺麗さ、クールさの中でスタイリッシュだ。香り高いレモンティーのよう。
だが全部できすぎている。まるで高卒ルーキーの年に最多勝を獲得した松坂大輔のような。デビュー作でここまで演奏できるのは凄いことだし、充分音楽として優れた一枚だった。しかし面白さの面では、まだまだこれから彼女は内省的なスピリットを獲得してゆくのであろうな、と思う途上的な部分を感じる。矛盾しているようだが、完成されているからこそ、何かがまだ足りない気がした。だがこれから出す彼女の作品もどんどんチェックしたくなるような、優秀な作品だった。
大人のジャズです。デビューアルバムとは信じられないほどの完成度の高さですね ガール・トーク akiko
今や何枚もCDが発売され、人気・実力ともに認められているakikoのデビュー・アルバムを聴いています。
彼女の少しハスキーがかった声は、とても特徴がありますし、大人のヴォーカリストという雰囲気が感じられとても気に入っています。特にバラード系の曲がいいですね。
このCDの8曲目から10曲目にかけてのスタンダード・ナンバー「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」、「ナイト・アンド・デイ」、「枯葉」を聴いていますと、これがデビューアルバムとは信じられないくらい落ちついています。とても完成度が高いですね。
流石にジャズの名門レーベル 「ヴァーヴ」が気に入って収録しただけのことはあります。
日常の生活に疲れた方にとって、心身ともにリラックスしてもらうには最適のジャズ・ヴォーカルだと思いました。オススメです。
うーん ガール・トーク akiko
あまりカバーをしない方が、この人の持ち味が出るような気がします 特に自分の声質を裏切らない曲をチョイスすべきかと 2曲目とかは、かわいらしく甘く柔らかく心地良いと思う 9曲目なんかもいいかな ジャズのビギナーにはいいのかな・・と ただ、名曲のカバーとなると・・・足らない物を感じる エリカのブレイクしたアルバムを所有してるだけに、この人のカバーを 聴くと、それが否応なく痛感する 彼女の良さは、曲のセレクト次第。 歌唱力も彼女の独特の甘さが残る声を大事にしたいなら、 咎める必要もないかなと思う
ちゃんとお勉強致しましょうね(苦笑) ガール・トーク akiko
この程度のジャズボーカルを『サイコー!』とか『バツグン!』とかって評価してしまうのは本当に悲しい事だと思います・・。 日本はアメリカに次いでジャズプレイヤーの多い国と言われていますが、リスナー側のレベルには問題有りだとこのCDのレビューを見て痛感しました。 クセの無い聴きやすいボーカルさんだとは思うのでお好きな方がいても仕方がないとは思いますが(『下手クソなのもご愛嬌』みたいな意味でね)『素晴らしい』からは程遠いし、『高い歌唱力の持ち主』などでは絶対にあり得ない事くらいは正しく評価出来るようになるようガンバリましょうよ、日本のジャズファンも! 『全く基本すらなっていないボーカルさん』ですよ。何故VERVEがリリースしたのか不思議・・。
よかったです ガール・トーク akiko
女性のジャズボーカリストで注目されている人は何人もいますが、その中で一番さわやかに、やわらかく(トゲがなく)聞こえます。とはいえ、独特のスタイルはしっかりあって、その存在感も強く感じます。楽しそうに歌っていて、聞いているこちら側も楽しくなってくるのがいいですね。今後もいろいろなアレンジで聞き続けたい。2、10、11、12曲目が印象的。BGMとして聞いてもとてもよいです。
最新レビュー ガール・トーク akiko
収録曲・トラック
Disc1
1.スプリング・キャン・リアリー・ハング・ユー・アップ・ザ・モスト
2.ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ
3.ドンチャ・ゴー・ウェイ・マッド
4.クレイジー・ヒー・コールズ・ミー
5.クローズ・ユア・アイズ
6.ガール・トーク
7.スウィート・ジョージア・ブラウン
8.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
9.ナイト・アンド・デイ
10.枯葉
11.ハニーサックル・ローズ
12.ボーン・トゥ・ビー・ブルー
13.リム・ショット-オン&オン
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