スタジオジブリ制作、宮崎駿監督で2001年に公開され、国内興行成績を塗り替える大ヒットとなったアニメ映画『千と千尋の神隠し』。木村弓が歌うその主題歌を収録したマキシシングルである。
「生きている不思議、死んでいく不思議…」。ひとつひとつの言葉をていねいに歌い上げる木村弓のヴォーカルと、シンプルだが奥行きのある弦のアレンジが、映画のなかで描かれた「現代に生きる日本人の原風景」にこれ以上ないほどマッチした。この曲のおかげで、作品世界の理解を深いものにした観客も少なくないはずだ。
映画の大ヒットの一端を間違いなく担った理想的な映画主題歌であり、そして映画を離れてもなお心に響く、名曲である。(安川正吾)
ちょっぴり切ない歌詞がメロディーとうまくマッチしていて、とても素敵だと思います。さらにカップリングに、あの平原綾香さんもカバーした「いのちのなまえ」が入っています。これはおそらく、この物語の登場人物、ハク(コハク川)をイメージした曲だと思います。穏やかに流れていく川を思わせるメロディーが印象的です。
As you know, this song is the last song for Miyazaki’s “Spirited Away”. If this song wouldn’t be used in Spirited Away, my opinion about that movie would be different.
My friends, Americans and Asians, sometimes asked me to translate Japanese (songs, books) to English.
One day, I was asked to translate “いつも何度でも”. There was a translation (by Julie Rogers) with CD, though. It was just a direct translation, I thought at first. However, once I tried to translate, I couldn’t do better than a direct translation. This is because this song is very deep and very touching for me.
I also realized the importance of words in the song and the beauty of Japanese.
For example,
In the original (Japanese)
さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる
生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ
In the translation (English)
As I bid farewell, my heart stops, in tenderness
I feel my silent empty body begins to listen to
what is real.
The wonder of living, the wonder of dying
The wind, town and flowers,
We all dance one unity.
It depends on you (your life experience) how to understand the original words.
That’s the difficulty of Japanese, but also beauty of Japanese.
Unlike today’s pop songs, with simple instruments and Kimura’s clear voice, this song remains in your hearts, いつも何度でも.
いろいろ評価はあるでしょうが、私はすきだなぁ。CDに入ってるこの歌。両方とも。
もともと木村弓さんは自分で歌うことになるとは思っていなかったとか。
宮崎監督に言われて(乞われて)歌い手を務めているのです。
声量その他いろいろ意見はあるでしょうが、この映画には合っているのでは?
ちなみに平原綾香さんも「晩夏(ひとりの季節) [Maxi]」に「いのちの名前」のカバーを収録しています。
聴き比べてみては?どちらも癒されますよ〜。
木村弓さんは脊椎を故障して一時は歌を断念したそうですが、
ご自分の心身の癒しを歌を通して実現することでこんなにも
深く美しい魂の響きそのままを表現できるようになったので
すね。
何回聴いてもなぜか涙が出てくるのでひとりの時にしか聞け
ません。
宮崎駿監督の「映画では死をなおざりにあえて表現せずに
きてしまったので主題歌に任せた」というインタビューを
見て監督自身の慧眼ぶりにも驚きました。さすがです。
難しい理屈やへんな宗教とかのギチャゴチャぬきで、
自然と自分自身や周囲の輪廻を納得できてしまうような
説得力があります。
「からだが耳をすませる」・・・このフレーズで作詞者の
傑出ぶりを感じました。
自らの傷を克服しこれほどの歌声に変えた木村さんに
ただただ感謝です。