クラシックのおいしいところだけを抽出してぎっしり盛り込んだclassical ever! シリーズの第3弾。これまでの2枚と同様、長くとも6分台に収めるというコンセプトのもと、だれもがどこかで聴いたことのある、耳に馴染みのある名曲のオンパレード。第1弾の1枚目のように癒し系を意識するというよりは、よりキャッチーでインパクトのある曲が全体に多く集められている。
1枚目は“トレンディ・サイド”。2001年最大の話題曲だった、サラ・ブライトマンが歌うヘンデルの「私を泣かせてください」が収録されている。IZZYが歌うボロディン「だったん人の踊り」、ベッキーが歌う映画『アナスタシア』のテーマソング「幸せのメモリー」、人材派遣会社のCMに使われたチャイコフスキー「弦楽セレナード」など。2枚目は“リフレッシュ・サイド”で、文字通りさわやかな気分、鮮やかな曲調のものが中心的に集められている。
クラシックに詳しい聴き手にとっても、サンプル盤的なおもしろさがあるのも今まで通りだ。なにげなくかけていても、気になる演奏は必ず出てくる。この格調高いハイドンの「驚愕」は誰の指揮だ? と思ってインデックスを見ると、なるほどさすがテイト、とか、このウィーナ・ワルツの演奏は自然でいいな、誰だろうと思うと、やっぱりボスコフスキーか、とか…。
広いニーズに対応する、かけっぱなし用CDとして、これほどクオリティの高いものはちょっと見当たらないだろう。(林田直樹)
Disc1
1.交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」~第4楽章より(ドヴォルザーク)
2.歌劇「リナルド」~私を泣かせてください(ヘンデル)
3.行進曲「威風堂々」第1番ニ長調op.39-1(エルガー)
4.リベルタンゴ(ピアソラ)
5.ソング・オブ・アワ・ホームランド(だったん人の踊り)(ボロディン)
6.幻想即興曲嬰ハ短調op.66(ショパン)
7.歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」~間奏曲(マスカーニ)
8.映画「アナスタシア」~幸せのメモリー(フラハーティ)
9.ゴルトベルク変奏曲ト長調BWV988~アリア(バッハ)
10.スカボロー・フェア(イギリス民謡)
11.管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067~バディネリ(バッハ)
12.ユモレスク(ドヴォルザーク)
13.「ディア・ハンター」~カヴァティーナ(マイヤーズ)
14.夜も昼も(ポーター)
15.弦楽セレナード ハ長調op.48~第1楽章より(チャイコフスキー)
16.歌劇「アイーダ」~第2幕 凱旋行進曲(ヴェルディ)
17.美しい夕暮れ(ドビュッシー)
18.交響曲第6番ヘ長調op.68「田園」~第1楽章より(ベートーヴェン)
19.「小組曲」(連弾)~小舟にて(ドビュッシー)
20.リトル・スコティッシュ・ファンタジー(ジョニーがいなくてがっかり)
Disc2
1.劇付随音楽「ペール・ギュント」~朝(第4幕への前奏曲)(グリーグ)
2.バレエ音楽「ガイーヌ」~剣の舞(ハチャトゥリアン)
3.交響曲第5番ホ短調op.64~第3楽章 ワルツ(チャイコフスキー)
4.交響曲第4番イ長調op.90「イタリア」~第1楽章より(メンデルスゾーン)
5.協奏曲集「四季」op.8~協奏曲第4番「冬」ヘ短調~第2楽章(ヴィヴァルディ)
6.喜歌劇「天国と地獄」序曲より(オッフェンバック)
7.アラベスク第1番ホ長調(ドビュッシー)
8.夢のあとに(フォーレ)
9.「オズの魔法使い」~オーヴァー・ザ・レインボウ(アーレン)
10.ワルツ「美しく青きドナウ」op.314より(J.シュトラウス2世)
11.歌劇「つばめ」~第1幕 ドレッタのすばらしい夢(プッチーニ)
12.交響曲第94番ト長調Hob.1-94「驚愕」~第2楽章(ハイドン)
13.マシュ・ケ・ナダ(ベン)
14.歌劇「カルメン」~第1幕への前奏曲(ビゼー)
15.ハンガリー舞曲第5番ト短調(ブラームス)
16.ひき潮(マックスウェル)
17.青少年のための管弦楽入門op.34~主題(ブリテン)
18.交響詩「フィンランディア」op.26より(シベリウス)
19.グリーンスリーヴズによる幻想曲(ヴォーン・ウィリアムズ)
20.組曲「展覧会の絵」~キエフの大門(ムソルグスキー)
21.交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」~第2楽章「家路」(ドヴォルザーク)