「大きくなって太れば豚の天国にいける」と信じる、冒頭から始まる豚の皮肉な運命。子豚たちは母豚がいなくなっても寂しがらずに、自分にもその日が来るのを待ちわびているのが、なんとも切ない気持ちにさせる。しかし、幸か不幸かベイブの運命は遊園地の体重当てコンテストの商品に…。
たまたま牧場主のホゲットさんがやってきて、互いに心が通じ合ってしまう。体重を言い当てるときにベイブがおしっこをして、その差量がさらにベイブの運命を変えることになるのがおもしろい。1シーンタイトルつきで、紙芝居のように区切りがあって見やすい。第68回アカデミー賞、視覚効果受賞作品だけあり、動物たちの本物と複製のシーンの見分けがつかないほど、キュートで精巧にできている。(近藤鈴佳)
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小さな子豚のベイブが、牧羊犬として頑張る姿が微笑ましいです。牧羊犬と羊がお互いのことをバカだと思っていたり、食べられたくない一心でオンドリの真似をするアヒルがいたり、動物の社会にもいろいろあるんですね。人間が食べるために動物を飼うのも曲げられない真実。そんな過酷な動物のルールを、ベイブはベイブなりに乗り越えていくのです。頑張ってご主人さまの役に立とうとするベイブが、いつしか周りの動物たちも変えていくところにご注目!何と、あの無口なホゲットさんでさえ、ベイブのために歌って踊るという大サービス!すっかり動物のルールを覆してしまったベイブだけれど、ベイブは誡!でも秘められた素敵な可能性の存在を教えてくれました。