'70s/'90sと一緒に聞き比べてみて下さい.なぜかこのアルバムだけが,突出した録音がされていることが判ります.谷山さんの曲は,曲(詞)自体の当たり外れもあるのですが,録音も当たり外れがあるのが難点です.昭和50年代から谷山さんを聴き始めた方が,整理のために聞いておこうか...と言うのが,これらアルバムの正しい聴き方ではないかと思います.シングルにしか録音されていない曲も結構ありますので,レコードをひっくり返すことが面倒な方は,揃えておいた方が良いでしょう.少し辛口のレビューではありますが,私も毎週聴いているくらいに,一応の評価はしております.
ガラスの巨人とまっくらもりのうたは絶対聞いたほうがいいです!谷山さんのうたには誰にもそこまでいけない「透明さ」があります。この人のうたを聞いていると、とても落ち着けるし、この透明さが、小さいころに感じていた理由の無い悲しさや、切なさ、夜の怖さや街角の裏通りにひっそり覗くなんともいえないどきどきを思い出します。それからとにかく歌詞が綺麗です。半端じゃないです。寝る前とかにきくと逆にドキドキしたり、悲しくて寝れなくなってしまうときもあるかもしれないけれど、とにかく綺麗なものに触れたいときに聞いてみてください。寝る前に誰かに本を読んでもらう気分で。
アルバム『時の少女』で浩子さんはひとつの壁を越えました。
心の中にあった自由な思いを解き放つことができたのです。
橋本一子という稀有の才能をもつミュージシャンとの出会いで、それまで彷徨っていた音楽性の方向がしっかりと定まりました。
本アルバムはそれ以後10年の浩子さんの活躍を物語る一枚となっています。
この時期の浩子さんは、ラジオDJ・小説執筆・漫画評論・果ては「SF大会」にまで姿をあらわす八面六臂の大活躍をしておられました。
まさに最も充実して「見えた」ころの作品です。
アルバム未収録の曲を優先的に収めたため、「ベスト」とは正確にはいえませんが、これを入門編に是非「浩子ワールド」のとりこになってください。
浩子さんの80年代の曲が18曲も入ったベストです。『まっくら森の歌』知ってる、という人も多いのではないでしょうか。いままであまりアルバムに収録されなかった曲や、収録していてもアレンジが違っていたりするので、『そのころの谷山のアルバムなら持ってるよ』という人でも満足できると思います。