『ダンス・ウィズ・ウルブス』で監督賞を獲得したケビン・コスナーの監督作第2弾であり、本作で彼は主演もこなす。
舞台は西暦2013年。近未来の姿は、まるで西部劇のような荒野。大規模な世界戦争後、無政府状態となっていたアメリカでは、殺し合いが日常茶飯事。そんな中、絶望のふちにいる人々の心に希望と勇気をもたらしたのは、どこからともなく現れたひとりの男、ポストマンだった。そんな郵便配達人が、はたしてどんな活躍を見せてくれるのか? 見どころとしてはここなのだが、やや中だるみした感もある。上映時間の長さ、内容ともに、もう少しコンパクトさが欲しかったかもしれない。(ますだなおこ)
脚本が悪いんでしょうね。無意味な長さになっています。
途中ここで終わりにしておけば良いのになというところが何カ所かあります。
これだけ長いのに話の筋が飛ぶところもあり変です。
ラストシーンの伏線も映画を見ているときに
「この場面にこれだけこだわるのは不自然だなあ」と感じたところから
無理矢理引っ張ってきていてがっかりしました
(ラストシーンから逆算したのが見え見えで残念)。
このDVDはレンタルで一回みてすぐにDVDを購入した、ケチな私に似合わない行動に走らせたすごいDVDです。
これまでのレビューはあまり評価がよくないようですが、確かにクサイ演出が多いとも感じられますし、ここはこうした方がといった点も多々ありますが、そんなことは忘れさせてくれるほどのものだと思います。
ストーリーも良いのですが、背景の大自然の美しさもすばらしい。
また、アメリカのナショナリズムはへきえきするものが多いのですが、この作品に限ってはいやみがありませんでした。
原作は読んだことがないので、それにたいして比較することは出来ませんが、心のあらわれるようないいSF作品だと思います。
ケビン・コスナーのチャレンジングな作品だと思いました。
コスナーは、地球の近未来や少数民族など社会問題を作品にする試みを続けているように思えるのですが、これは彼の心情に由来していると思います。
こういった作品は、監督であり、主役を担うケビン・コスナー自身の思い入れが強すぎて時として押し付けめいた内容になってしまいます。
ポストマンも同じことが言える作品で、コスナーの思い入れが、リアリズムに反する(こんなことあるはずない!)ように感じられますが、それはそれで映画の持ち味ではないかと思います。
この作品は、突然の破滅的な戦争が起きた後、人類が地域毎に集落として暮らしているという設定です。コスナーは、ひょんなことから、郵便配達人(=ポストマン)の死体と出くわし、服や荷物を頂戴してしまいます。集落同士の情報手段が途絶えていたので、郵便物を届けると英雄のように扱われました。一言一言が神の啓示のように扱われていきます。そして、ポストマンが人々に影響を与えてゆく様子を描いていきます。
こういった空想の世界を舞台にして物語を描く作品は非常に難しいように思います。見る側にいろんな約束事を強いることになりますから。
そういったことを差引きすると、ケビン・コスナーの頑張りが感じられました。