上野瞭の力作が見事なまでにスポイルされている!
原作は砂の上のロビンソンたる家族それぞれの苦難と冒険が事細かに描かれていて最後に家族ばらばらだった問題点がひとつに集中して現れる・・
というサスペンス式の形態をとった見事な群像劇であるのだが。
それを映像化するにあたっては時間も短いし監督にも相当な力量が要求されるだろうに。
結果として当事ブームだった大地康夫を売りにした歯ごたえのない作品に
なってしまった。
上野瞭の作品は独特の癖があり作品における読者の視点として偏ったものが設定されているきらいはあるが基本的に全て力作ぞろいである。
このレビューを読んだ方はぜひ原作に挑んでもらいたい。
1500ページを超える長編を二日で一気に読み終えてしまった。