カスタマーレビュー
なぜ OUT〜妻たちの犯罪〜 4巻セット [VHS] 田中美佐子
主婦たちは一線をこえなければならなかったのか? 映画版はいただけなかったがこのドラマ版は実に良く出来てあり、人間の内面のエグさを見事に描いています。
キャスト陣が極端に華やかではないのが逆にリアルさが増しています。
DVD化が見送られているのが悔やまれます。
普通の幸せを願う人による、普通に起こるかもしれない、普通ではない犯罪 OUT〜妻たちの犯罪〜 4巻セット [VHS] 田中美佐子
タイトルにあるとおり、妻たちの犯罪についてのお話です。暗くなりがち、且つ、現実離れしがちなこの話を、「自分にも起こり得るかも」と視聴者に思わせることに成功したのは、主演が田中美佐子さんだったからだと思います。田中美佐子さんはきれいな人ですが、身近にいそうな人であるため(実際にはそうはいませんが)親近感を抱くことができ、また、芸達者な方であるため、「そんな事あるわけないじゃん」と思うことなく、この話に没頭することができました。 この日本で女性が生きている間に、ぶつかってしまうたくさんの壁があると思います。この話の中には色々な壁にぶち当たってしまった女性が登場します。仕事で男女の壁にぶつって砕け散り、そして家族は崩壊の危機にある主人公。同じ男女の壁にちょうどぶつかろうとしている女刑事。夫を亡くし、寝たきりで口うるさい姑を看護する女性。ブランド中毒で、消費者金融に手を出し、同棲相手から逃げられてしまった女性。ギャンブルに浪費する夫を持つ女性。これらの女性はみんな普通の人で、みんな普通に幸せになりたいと思っているだけです。でも、幸せは手に入るかに見えても結局はするりと逃げて行ってしまう。結局走り続けるしかない、というのがこの話の結論です。 OUTを観て、みんな「普通」に生きているけど、誰でもちょっとしたことで一線を越えてしまう可能性はあるし、自分の幸せのためには人の死をも願う「化け物」になってしまう可能性もあるのかなと思いました。 色々なことを考えさせるお話で、娯楽にはならないと思いますが、でも観てよかったと思える内容でした。最後に1つ。血みどろのシーンは全く出てこないので、そういうのが苦手な方も安心してみることができます。でも、自分の心の中にもいるかもしれない「化け物」の存在を考えさせられることの方が、怖いと言えば怖いかもしれませんね。
なぜ、彼女(達)は一線を越えたのか? OUT〜妻たちの犯罪〜 4巻セット [VHS] 田中美佐子
このドラマは1999年にフジTV系列で放映された傑作です。 主役である主婦達は、翌日に出荷するためのコンビニやスーパー向けの弁当を作る工場の深夜パートをしています。このパートは、流れ作業で滞りなく行わなければならない上に、ずっと立ちっぱなしの疲れる仕事でしかも深夜勤務というストレスの溜まる環境です。他にいくらでも楽なパートはあるのに、主婦達それぞれが、それぞれの理由でこの仕事をしています。 そしてある日、主婦仲間の一人である山本弥生(原沙知絵)が夫殺しの事件を起こします。いち早く本人から連絡を受けた同じ仲間内の一人香取雅子(田中美佐子)は、警察への届け出をせずに、死体を解体して証拠の隠滅を図ろうと提案するのです。 なぜ、普通の主婦でしかない彼女達がこんなことをしてしまったのか。どうして超えてはいけない一線を越えたのか。ドラマは一話進むごとに、その答えを徐々に明らかにして行きます。 ドラマ全体の中盤辺りから、柄本明演じる佐竹光義と言うカジノのオーナーが登場して、若干流れが現実離れします(これは原作にもある)。この流れはラストへと繋がる重要なものなのですが、個人的には違う描き方をして欲しかったです。 とはいえ、彼女達の置かれている生活状況や心理状態などが、実に細々とよく描かれており、ドラマには深い説得力があります。視聴率的には大ヒットとまではいかなかったようですが、近年製作されたTVドラマのなかで、最も高く評価されるべき作品だと思いました。 一刻も早いDVD化を期待してます。
田中美佐子ファンならずとも楽しめます OUT〜妻たちの犯罪〜 4巻セット [VHS] 田中美佐子
かなりの傑作にもかかわらずDVD化されず、正規品で入手可能なものはこの強烈な価格のビデオのみ。何とかしてくださいという所。 現代人が抱えるリアルな心の内面を見事に表現した本当に最高のドラマ。あなたの心の中は誰でしたか?。雅子?、師匠?、弥生?、邦子? 原作にかなり忠実で、娯楽性も向上しています。キャスト陣も最強。 笑えない作品のはずなのに笑えるし、何度見ても飽きない。
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