E・M・フォスターの同名小説を映画化した名匠ジェームズ・アイボリー監督の出世作。20世紀初頭、まだ封建的思想の色濃いイギリスの名家の令嬢ルーシー(ヘレナ・ボナム・カーター)は、フィレンツェ旅行に赴いた際、ホテルの眺めのいい部屋を譲ってくれた情熱的な青年ジョージ(ジュリアン・サンズ)とやがて恋に落ちていく。しかし帰国後、彼女は名門の紳士と婚約するはめになり…。
異国を訪れた女性の心理状況が繊細に描かれ、アイヴォリー作品ならではの静かで落ち着いた独特の格調と品格が映画的な潤いを与える。ヒロインと行動を共にする従姉役の名優マギー・スミスが絶品。アカデミー賞では脚色・美術監督装置・衣裳デザイン賞を受賞。(的田也寸志)
原作の美しい情景、人々をとてもイメージどおりに映像化しています。
章ごとの飾り文字も素敵なら、流れているクラシック音楽も素敵。
ヘレナ・ボナム・カーターのまだ世間知らずなルーシーが痛々しい。
多くの嘘を重ねて、自分自身の恋心を覆い隠そうとしたルーシー。
ラストの映像がこれまたうっとり。
クラッシックが好きで、19世紀後半から20世紀前半くらいの衣装が好きで、お伽話のような映像が好きな方らなら、誰しもうっとりと魅せられる作品です。
私の今までの人生の中で、本当にうっとりした映画です。