福田進一が奏でる中南米のギター音楽。1995年録音。1曲目の「ジョンゴ」から乗りまくった演奏(福田の1人二重奏)。ピアソラの「天使の死」(ブローウェルによるすごく難しそうな編曲)は抜群の切れであざやかな演奏。最近よく演奏される「11月のある日」も流れるような名演。「エストレリータ」は本当に繊細な名演(10数年前福田の実演を聴いて感動した思い出がある)。CD最後の「ブエノスアイレスの冬」(これはアサドによる難編曲)は最後に春を予感させるやさしいメロディーに思わず感動する。どの曲も高度なテクニックと多彩な表現で、福田の真価が十全に発揮された名盤。ジャケットは黒ネコのイラストでクラシックギターのCDとは思えないほどすごくおしゃれだ。この名盤が現在アマゾンでは在庫切れ、ジャケット写真もでないのはなんとも惜しい。
Disc1
1.ジョンゴ(ベリナティ)
2.ジュリアナのショーロ(ペレイラ)
3.サララ(同)
4.ピシャイム(同)
5.郷愁(ジナタリ~アルメイダ編)
6.モザイク・ショーロ・アカデミコ(ルイス)
7.11月のある日(ブローウェル)
8.タンゴ「天使の死」(ピアソラ~ブローウェル編)
9.映画「私はキューバ」~悲しい歌(ファリーニャス~オルテガ編)
10.変奏曲~アントン・ウェーベルンの思い出に(ジスモンチ)
11.セリエ・アメリカーナ(アジャーラ)
12.エストレリータ(ポンセ~ゴンザレス編)
13.ワルツ風の詩(ピアソラ~カルレバーロ編)
14.タンゴ「ブエノスアイレスの冬」(同~アサド編)