エディターレビュー
本作でも、抑えきれない感情をぶつけるような激しいナンバーが多い。しかし、<7>では本当に楽しそうに歌っているし、<8>のように木琴、たて笛、タンバリンといった童謡のような伴奏で、幼い子のように少し舌足らずで歌っているものも収められている。本作を聴いていると、心の痛みを歌にして出す、いや出さざるを得ない彼女の生き方は、聴く者の心を強く揺さぶる。 コッコの曲は、激しい歌詞ばかりが注目を集めがちだ。しかし彼女ののびやかな歌声は美しく、英語の発音がとてもきれいなのに驚かされる。イラストと写真は彼女本人によるものだ。(藤本真由美)
カスタマーレビュー
波打ち際の残渣 ブーゲンビリア Cocco
爆発するエモーショナル
胸が張り裂けそうにかきむしられる
懐かしく帰れない風景が
手を伸ばせば届きそうな程間近に
むせる程色鮮やかに迫って来る
全てを飲み込みぶちこわす
津波のような激情が去って行った後に
そこら中に散らばる残渣に
呆然とたたずむ
波打ち際に残された愛のように
黒い。 ブーゲンビリア Cocco
「首。」から始まる曲は不気味な管楽器の前奏、やがてめくるめく悪夢の様な世界に引き込まれ始める。あまりにも激しくエモーショナルな歌詞。そして惜しげもなく発する卑猥な歌詞群…何より殺気に満ち満ちた歌詞は本当に女性の恐ろしさを思い知らされる。ただ喚き叫ぶだけではない、慕う相手を静かに思い過ぎる情念が不気味に感じる。恋愛の狂気。ここまであからさまに剥き出しに歌う歌手が何処にいたっていうのだろう。 もちろん激しいばかりではない。「星の生まれる日。」などは魂が浄化されるような感覚を覚えた。優しく、柔らかい音。 ヘビーな曲も、テンダリーな曲も、どちらも違和感なく聴かせるCoccoはすごいとしか言いようがない。
ダークでピュアな音たち ブーゲンビリア Cocco
一言で言うとそうなります。
退廃的な曲も、明るい曲も色々と入り込んだアルバム。
曲の題名からだけでは想像できない世界が待っています。「遺書。」とか「ベビーベッド」など。
歌詞と曲調も平気でミスマッチだったりします。「がじゅまるの樹」や「眠れる森の王子様」など。
でも、それらは単なる意外性ではなく、柔軟な感性から生まれるものなんだと思うのです。
「死」を意識させる曲が極めて多いです。「生」を感じさせる最近の曲とは雰囲気が違います。
この曲がどうだ、とかさておき、まずは一度、全部通して聴いてみるのをオススメします。
歌詞を丹念に追うのも、ただメロディーを楽しむのもアリだと思いますよ。
激しい ブーゲンビリア Cocco
怒り、憎しみ、諦め、、絶望、深い悲しみ・・・
すべての感情をぶちまけたCoccoのファーストアルバム。
ドロドロした曲が多いが、彼女が歌うととても美しく鳴り響く。
序盤はロックな曲が多い。自身の情念をすべて吐き出している。怖い。
けど、終盤の3曲はとても優しく、あたたかい。
歌詞の内容も穏やかだ。特に[やわらかな傷跡]は絶品である。
Coccoは何かに深く絶望した事がある人なのだろうと思った。
じゃなきゃ、こんな歌うたえるはずがない。
詞・曲・編曲、どれを取っても一切落ち度のない傑作。
過大評価されすぎな気がするが… ブーゲンビリア Cocco
この人が影響を受けたPJ HarveyのRid of Meとか聞いてからこれ聞くと、やっぱJ−POPの範疇から抜けだせていないかなあ…という気はします。もうちょい歌がうまかったらいいんだけどなあ。ノイジーなギターに負けてるところがちらほらあるのがちょっと気になる。激情が迸ってる曲とボーカルの表現力がかみ合ってないっていうか。あと音は明らかにオルタナの後追いで、邦楽は洋楽から5年遅れてるっていうのはたしかにそうなんだなと思いました。ここまでいっていてなんだけど別に作品自体は悪くない。遺書。は曲、ボーカル、歌詞全部完璧な曲ですね。
最新レビュー ブーゲンビリア Cocco
収録曲・トラック
Disc1
1.首。
2.カウントダウン
3.走る体
4.遺書。
5.レイン・マン
6.ベビーベッド
7.シング・ア・ソング~ノー・ミュージック,ノー・ライフ
8.がじゅまるの樹
9.眠れる森の王子様~春・夏・秋・冬
10.やわらかな傷跡
11.ひこうきぐも
12.星の生まれる日。
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