エディターレビュー
ジェニファー・アニストンが体の線がはっきり見える服を身につけ、昇進に躍起になる女性を演じた作品といえばこれである。ロマンティック・コメディとしては『ベスト・フレンズ・ウェディング』と良い勝負だろうか。どちらも策略家で身勝手なヒロインが真実の愛に目覚めてゆく様子を描いたものである。アニストンは、自分が勤める広告代理店の上司のウケを良くしようと偽のフィアンセ(『ザ・エージェント』のジェイ・モーア)を仕立て上げるが、やがて2人は互いに惹かれあうようになる。『ベスト・フレンズ・ウェディング』同様、楽しく意外な展開。作品そのものは、ホームコメディが陥りがちな駄作に甘んじたが、アニストンのコメディセンス、ドラマセンスは存分に発揮されている。評論家の批評には辛辣なものもあったが、テレビドラマ「フレンズ」の主役メンバーとしてライトコメディの手腕を見せつけたアニストンゆえに、その延長にあるような作品で新鮮さに欠けたというのが敗因だろう。彼女が優れたコメディ女優であることは疑う余地がなく、本作ではその才能を余すところなく披露している。この作品が気に入った方はアニストン出演のロマンティック・コメディ第2弾『私の愛情の対象』も必見である。(Jeff Shannon, Amazon.com)
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