カスタマーレビュー
買いですが。 HARD TO HANDLE [VHS] ボブ・ディラン
86年の懐メロツアー、オーストラリアでの収録です。この前後の武道館でのライヴに僕も行きましたが、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったトム・ぺティ&ハートブレーカーズのセットばかりが盛り上がって、ディランが出てくると観客が席に着き始める様子に他人事ながら胸を痛めたのを覚えています。しかしまた、その割りにはのディランの張り切りが印象に残っているのですが、今では自伝によって当時ディランがどんな思いでいたかも知ることができ、それと考え合わせると当時とは違った感慨にとらわれます。このDVDは最初LDで見ていて、実際のコンサートの尺と比べるとかなり短めで「リアル・ライヴ」の映像化(時期は異なりますが)といった趣きがなきにしもあらずで残念でした。しかし、DVD化を期に増補改訂版を期待していたのですが、日本版がまだ出ていないので、またじっくりと待つことにしますか。
DVD化が待たれる、80年代DylanのLiveの快作 HARD TO HANDLE [VHS] ボブ・ディラン
本作はトム・ぺティ&ハートブレーカーズをバックに従えた歴史的ツァーのうち、86年2月のシドニー公演を記録した作品である。ディランのロックしているライヴはどの時代のものもかっこいいが、何故か80年代の記録は少ないので貴重な作品と言える。60年代の有名曲はもちろん、本作では80年代の曲に注目したい。黒人女性コーラスをバックにした1曲目はまだ目・耳にしたことがないゴスペル・ツァーの片鱗を感じさせてくれるし、レニー・ブルースはCDのものより引き締まった演奏である。9曲目はコンサートだと聴衆を忘れないというニュアンスが加わり、魅力を増す。70年代の曲である10曲目は実際にコンサートの最後を飾り、耳たこ状態のこの曲に意外な光をあてる名演。ハーモニカの演奏が加わり、歌詞も3番が加えられ、コーラスの部分も少し変えられている。バンドの演奏が続く中、サングラスをかけマフラーを首に巻いたディランが花を一輪手にし、それをコーラスの女性に渡してステージを去るのが何とも粋。7曲目はエンパイア・バーレスクのアレンジを踏襲しており、超傑作のブートレグ・シリーズのものより劣るのが惜しまれる。本作でがっかりするのはそれぐらいで、ディランのアコギでの独演、バックに徹するトム・ぺティたちの演奏も見事。帽子をかぶって、ライク・ア・ローリング・ストーンでコーラスをつけるトム・ぺティはロビー・ロバートソンを髣髴とさせる。こんなに見所、聴き所があるのに、ヴィデオという衰退していくメディアでしか本作を楽しめず、しかも再発もされず、今や希少価値満点の作品になっているのは実にもったいない。ドント・ルック・バックがDVD化されることが決定した今、是非本作のDVD化も検討して欲しいと切に希望する。
Dylan the ROCK HARD TO HANDLE [VHS] ボブ・ディラン
トム・ぺティー&ザ・ハートブレイカーズを引連れたオーストラリアでのツアーの様子を収めたものである。往年の名曲が演奏される中、このビデオの中盤で、ディランはギター1本で激しい弾き語りを見せてくれる。もちろんハーモニカの吹きっぷりも申し分ない。曲のアレンジが原曲に近いものがいささか多かったのが難点だが、それをカバーして余りあるステージ・パフォーマンスだ。'80年代のディランを見る上で重要なビデオである。
最新レビュー HARD TO HANDLE [VHS] ボブ・ディラン
収録曲・トラック
Disc1
1.イン・ザ・ガーデン
2.女の如く
3.ライク・ア・ローリング・ストーン
4.イッツ・オールライト・マ
5.北国の少女
6.レニー・ブルース
7.フォーリング・フロム・ザ・スカイ
8.やせっぽちのバラード
9.アイル・リメンバー・ユー
10.天国への扉
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