カスタマーレビュー
心をザラつかせるもの この世で一番キレイなもの 早川義夫
途方もなく長いブランクを経て、まさかの復活を
遂げた早川義夫。このアルバムは、この年のベストの
一枚であると断言できます。
あまりにも不器用なその歌に、最初は失笑が
漏れてしまうかもしれません。しかし、それでも
聴き続けていると、心が震えるのを感じるはず。
それは、この歌が「素っ裸」で「いびつ」だからです。
生きるとは、本来ぶきっちょで格好悪いことの連続です。
いくら目を逸らそうとしても、それは絶えずやってきます。
この虚飾の全くない音楽は、まるで「生きることの醜さや
格好悪さから逃げるな」と言っているかのようです。
奇をてらった部分は皆無。むしろ平凡とさえ言える
サウンドメイク。しかしそれら全てが、早川氏の歌を
リスペクトし、寄り添うように奏でられているため、
歌の力がより際立つ、という結果になっています。
もっとたくさんの人に認知してもらいたい この世で一番キレイなもの 早川義夫
個人的に早川さんの若い時の歌が大好きなのですが、長い休止期間を終えて後の「どこかフッ切れた」後の彼の歌には、以前の「怨念節」にもみまがうほどの「底抜けの暗さ」に加えて、どこか大らかに聴く人を包む「優しさ」が備わったような気がします。もともと凄い天才的人物が「円熟の域(?)」に達して、決して枯れるどころかますます奥深く「普遍的な魂の歌」を歌い上げているということに、やっぱり彼は「本物の芸術家」なのだと強く思い知らされます。「円熟」して「おじさん」になっても、まるで青春真っ直中の若者のように、真摯に自分と向き合う姿勢にはただもう脱帽するばかりです。早川さんにとって、「歌」とは「人生」であり、「人生」とは「歌」なのですね。それがよくわかります。歌を聴かせるだけでその人柄に惚れさせ、かつ、人間として尊敬の念さえ抱かせてくれるほどの「唄い手」は、そうそうザラにいるものではありません。もっともっとたくさんの人に聴いてもらいたいです。
ラブソングが、ちりばめられている。 この世で一番キレイなもの 早川義夫
「かっこいいってことは・・」のアルバムからかなりの時が過ぎましたが、なんのなんのすばらしいアルバムですよ。 素敵な歌詞がいっぱい。 一人でグラス傾けながら聴いていると泣けてきますね。 個人的には「この世で一番キレイなもの」と「雪」が大好きです。 感覚に年齢なんか関係ないってゆうことですね。 かっこいい年の取りかたしてます。 幾つになってもずーっと聴きたいアルバムです。
誰もが心の中で歌を歌っている この世で一番キレイなもの 早川義夫
ただ真っ白い歌が流れている 人間やってるのも悪くないやと思えてくる 上手く言葉に出来ないけど そんなアルバム 淡く 優しく どこか狂ってる いかしたおじさんの出発点 いつまでも聞いていたい歌達
出るとは思っても見なかった、そして傑作 この世で一番キレイなもの 早川義夫
このCDが出る前、会社の先輩の家が早川書店の近くにあったので、「もしかしたら早川義夫に会えるのでは」とちょくちょく店を覗いていた。3回目にして早川義夫氏らしき人を見かけた。リュックをしょったその人は僕のなかでできあがったシャープなその人とはまるで違い太っていて唇がとんがっていて、店番をしている女性に話しかけていた。それからしばらくして、先輩と雑誌を見ていたら「早川義夫**年振りの新作」とかなんとか、という見出しが。にわかに信じられなかった。目を疑った。CDを買い、聞き終わったあと、しばらく立ち上がることができなかった。いったいこの人はなんなんだろう。今(2004年)洋楽雑誌Qでロック史を変えたアルバムとか歌を順位をつけて発表している。僕の場合間違いなく、このアルバムで、最高のロックの曲は「いつか」。出たことも信じられなかったけれど、この曲で終わったアルバムの余韻の強さは今も残っている。
最新レビュー この世で一番キレイなもの 早川義夫
収録曲・トラック
Disc1
1.この世で一番キレイなもの
2.君のために
3.君に会いたい
4.お前はひな菊
5.H
6.サルビアの花
7.雪
8.桜
9.赤色のワンピース
10.いつか
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