NYという場所でしか成り立たないような、三人の物語。
石橋貴明?三人芝居の一人が?大丈夫なの?飯島直子ってみんなのお姉ちゃん風すぎない?このキャスティングって......どうなの?
杞憂でした。さすがは三谷幸喜というしかない、演技の好悪さえも勘定に入った、これで正解という配役でした。
三谷さんによると視聴率の非常に悪かった作品らしく、確かにOA当時、周囲にこれをフォローしてた友人はいなかったと記憶してます。でも。
こういう風に、なんというのかな、暗黙の折り目正しさを弁えた恋、展開のおそろしく遅い恋は、恋愛至上・恋愛なら何でもありという今のいわばアニマル的な恋愛状況にあって、新鮮かつ示唆的です。恋は何も無人島の二人きりの事件ではなく、恋人以外の大切な人や大切な事柄をも内包する豊かなものであるべきなんじゃないか。笑いと、同数かそれ以上の涙とを交え淡々と進行しつつ、このドラマはそう語りかけます。
サントラがまた、ドラマと独立して聴いてもすばらしく、旅先のホテルのBGM用に、常に持って出かけています。お勧めです。