ハパの3rdは「なんやU2みたいな題名つけてからに」と思ったらほんとにU2のカバーなのでした。バリーフラナガンのエコー処理は実はエッジのループディレイの呪術的サウンドに影響されていたのか?ならばこのままイーノにプロデュースしてもらったら、それはそれでおもしろい作品になったろうに。そこにハワイアンチャントがからんできてぐちゃぐちゃになるところはとにかく「トップハワイアンバンドの名にかけて、あっしら本土にも殴り込みかけたらあ!」的意気込みを感じさせるし、この人達もいつも暖炉の前で和んでる訳じゃなく、実はロック少年だったのね。とわかって微笑ましくなる。しかし、である。やはり我々の多くが次のサーフマッドネスのジャッケットを見ただけで既にずっこけ、かえって参りましたの「ナマハナ」で涙にむせいだように、このアルバムで始まる新たなチャレンジは成功しているとは言い難い。残難ながら.....。このアルバムは「ハパ」「アイランドクリスマス」「ナマハナ」のハワイアンらしからぬリズム/ハーモニーセンスがどこから来ているか謎解きしてくれるもの。そしてこういうのもやってみたかった気持ちはヨ〜クワカルゼ、バリー!カネアリイさんはどう思ったのかな?
1枚目「HAPA」、3枚目「NAMAHANA」はオーソドックスなハワイアンの傾向であるが、この「IN THE NAME OF LOVE」はいろいろ試しているアルバムという印象がある。英語の歌詞が多かったり、多様な楽器を取り入れたりしている。また逆に、呼び名は知らないが「フラダンスなどの前に展開される、かっこいい男声で単一の音程のソロ」を取り入れるというのも、他のHAPAのアルバムにはない部分である。
およそハワイアンという印象ではない。他のHAPAのアルバムを聞いてからにした方が良いかも知れない。