李香蘭の日本コロムビアの復刻盤としては、ほかに3枚でほぼ全ての音源が揃う充実シリーズがあり、この「懐かしのメロディー」版はそのベストともいうべきもの。中国語「夜来香」、「七人の侍」「サヨンの娘」にかの「売糖歌」。1枚でいいや、という人はこのCD、いや全部欲しいよ、という人は以下の3枚を。
「李香蘭(山口淑子) 私の鶯」(「私の鶯」、中国語の「夜来香」、そして同じ映画「万世流芳」の劇中歌だが売糖歌よりもせつなく感動的な「戒糖歌」などを収録)
「李香蘭(山口淑子) 夜霧の馬車」(「浜辺の歌」「春鶯曲」「夜霧の馬車」「蘇州の夜」「宵待草」、本人が国歌のように愛唱した「荒城の月」などを収録)
「山口淑子(李香蘭) 夜来香」(日本語の「夜来香」、「東京夜曲」、「日君再来」、「七人の侍」、ライムライトのテーマに中国語詞をつけた名曲「心曲」などを収録)
の3枚もどうぞ。
やっぱり「夜来香」は戦前からの中國語で聴きたいものですネ。
もちろん終戦後の山口淑子になってからの日本語版「夜来香」も素敵なんですが...。
「蘇州夜曲」は渡辺ハマ子さんの方がイイといふ方々もあり、意見が別れるところではありますれど、私はやはり李香蘭ファン。こちらの方をオススメ致しまするぞ。
「何日君再来」や「蘇州の夜」、「迎春歌」も、台湾の少女を歌った「サヨンの歌」も、みーんな魅力的でござ居ませう?
最近、唄を歌わなくなった彼女の往時の姿を想ひ出しつつ、ゆるりと楽しんで聞きませう程に。