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本家ファンの鑑賞に耐え得る一本 仮面ライダーSD [VHS] 小野寺丈
主役RXがヒロインに憧れるなど脚本家の作風が色濃く反映されていますが、元を知るファンも楽しめる要素が詰め込まれた高密度の一本です。タイトル表記を始め、四本腕の蜘蛛男、ジャーク将軍とシャドームーンだけとはいえ八鬼衆間の軋轢、ライダー個々の特技を披露する際のBGMに収録時間の都合でZXが忍び武器を使わない代わりのキック時の赤色発光のSDならではの表現と見つけ出すことを楽しめること、必定です。配役も忘れ難いものがあり、後にライバルシリーズでナカジマ・ツトム隊員を演じられた小野寺丈氏のRX役、今は涙を誘う故・小林昭二氏のおやっさんと塩沢兼人氏のニヒルでいて何処かずれたシャドームーンは言うもさらなり、田中秀幸氏の1号と青野武氏のジャーク将軍が続編があって相対すればスターセイバーvsデスザラス、アバンvsハドラーの図式がなったかもしれないと思えば興味は尽きません。又、青野氏の熟練味もあって癖の強い悪役ぶりが、めでたく復刊なったあおきけい氏の漫画作品に影響を及ぼし、そこのジャーク将軍が本編に因んだ声優ギャグに繋がったのではないかというように想像を逞しくするのも一興でしょう。
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