この巻に収録されている「夜中の夜明け」では、
ガンダムシリーズでは絶対に外せない「核兵器」が出てきます。
(1stの水爆ミサイル、0083のGP02サイサリスの戦術核、Zのジャブローの核爆弾など)
今までほのぼのムードの漂っていた「ターンA」が、
この回を機に一気に急展開を見せる。
いわば「ターニングポイント」と言える回です。
あと「託されたもの」にも登場する名脇役・ゼノアさんにも注目。
黒歴史の禁忌・核兵器の恐ろしさを知った彼は、
それを地中深く埋めてほしいと、ロランにもうひとつの核兵器を託す…。
脇役ながらも、ロラン達にこれからの行く先を示した名キャラです。
よく考えてみると、1stガンダムもそうだけど、
ターンAってこういった名脇役が多いんだよなぁ…。
コレンさん、テテスさん、レット隊のみなさん然り。
これを見ずしてターンAは語れない!見るべし。
第25話「ウィルゲム離陸」は、この作品では珍しく、全編通して、ウィルゲイム号をめぐっての集団同士の戦いを描いたエピソード。充実した戦いの内容と、最後で最高潮に高まる効用感、その直後に描かれるターンエーらしい思いがけない結末など、非常に面白いです。見た目が派手なだけの一枚絵や、同じバンクを延々使いまわすだけで、戦いの展開などにも工夫のない、凡庸な作品とは比べ物にならず。
第26話「悟りの戦い」は、パン屋のキースも協力している、月と地球の共存の姿が牧歌的に描かれ、少々頭のネジの外れたコレンとの騒動も描かれる、ほのぼのしたエピソード。
しかしそれの和平に向けた動きも、第27話「夜中の夜明け」による圧巻の核爆発で事態が急変し、後半の展開に続きます。