「ピアノ・マン」「オネスティ」「ストレンジャー」などのヒットでポップ・ミュージック界を制したビリーがよりロックな音楽性に接近した1980年の作品。「ロックンロールが最高さ」という収録曲があることからもうかがえるとおり、骨太なサウンドを楽しむことができる。もちろんメロディ・メイカーとしてのビリーは健在であり、「ガラスのニューヨーク」「孤独のマンハッタン」など、どの曲も珠玉のポップ・ソングとして楽しむことができる。近年めっきり寡作となってしまったビリーだが、本作では湧き出でるかのようなメロディの数々が素晴らしい。(山崎智之)
今まさに石を投げんとするジャケットの表紙からオープニングのガラスの砕ける音、そして砕けたガラスから不敵に顔を見せるジャケットの裏面。
私が初めてBillyと出会った曲であり、彼を一躍世界的なスターダムに押し上げた「It's still ROCK'n ROLL」を収録した本作品。
彼の代表作中の代表作でしょう(日本では「Honesty」がCM起用され、おそらく本国よりも早く注目度があがっていたと思いますが)。
当時の彼、そのままに、「絶好調!イケイケ!!ゴー、ゴー!」なご機嫌な気分を味わえると思います。
ジャケットや冒頭の「You may be RIGHT!」が象徴するように、「常識なんかぶっ壊しちゃえ!しがらみがなんだぁ!!俺様は俺様の思うように行くぜぃ!」とパワー全開です。テンション上がりっぱなし!
一方、それまでのBillyの繊細さや優しいタッチを求めるファンには、やや不人気かも。
でも、こんな「愉快なBilly」が1枚くらいあっても良いんじゃないですか?(まぁ、彼のファンはほとんどみんなが持ってるとは思いますが)
Billyを不幸にしてまだ知らない人にとっては、ポップで聴きやすい、キャッチーなアルバムですので、入門版として、是非!
Disc1
1.You May Be Right
2.Sometimes a Fantasy
3.Don't Ask Me Why
4.It's Still Rock and Roll to Me
5.All for Leyna
6.I Don't Want to Be Alone
7.Sleeping with the Television On
8.C'Etait Toi (You Were the One)
9.Close to the Borderline
10.Through the Long Night