エディターレビュー
1968年に製作、翌年1月に発表されたレッド・ツェッペリンの1stアルバム。同年10月に発表された2ndアルバムとともに、ハードロック時代の本格的な幕開けを知らしめた傑作だ。 <4><8>などブルース色の強い本作。だが、それだけでなくトラッド・フォーク、ソウル、など多彩なルーツをもつ彼ららしさが早くも発揮されているところにも注目したい。トラッド色が強い<2><6>や、特殊なリズムながら大迫力で迫る<1>、ほとんどパンクみたいな単純明快パワー炸裂の<7>など、デビュー作で早くも他のハードロック・バンドとは一線を画す懐の深さを披露している。(麻路 稔)
カスタマーレビュー
ブルース心を持て! Led Zeppelin Led Zeppelin
世の中のギタープレイヤーに声を大にして言いたい、「ブルース心を持て!」 このled zepplinにはロックが何たるかを示す曲が詰まりに詰まっている。 1曲目「good times bad times」を聞き、私のロックに対する今までの概念は大きく打ち砕かれた。 いかに速く疾走しているかがロックの基本だと思っていた私は1曲目を耳にたこが出来るくらい聴きまくった。 「何なんだ、このもったりしたサウンドは!…けど癖になる」正直な感想である。 1曲目から引き付けられた私はこのアルバムを1日に10回以上は聴いている。 まだギターを速さと認識している人は絶対に聴いてもらいたい。 ブルースから生まれた本物のロックが聴けるのだから。 そしてzepplin中毒になってもらいたいんだ! このアルバムを気に入った人は絶対にled zepplinの他の作品を聴いてもらいたい。 これ以上にzepplinの熱が、魂のサウンドが聴こえてくるはずだから。 そして感じてもらいたい、本物のロックとは何なのかを!
飛行船完全体 Led Zeppelin Led Zeppelin
ジミー・ペイジはすごく頭のいい人で、音楽に対して構造主義的でもあり、音楽家としても広義のポップアーティストとしても史上まれに見る天才だと思う。
ツェッペリンってのは、ジミー・ペイジの「ロックンロールは次にこういうタイプがクるだろうな。俺がその先鞭を付けてやるぜ」なプロジェクトだ。
どんどんどんどん激しくなっていった(そもそもチャックベリーなんてのは激しいブルースである)「若者のための音楽」を、さらに激しく、欲求度満点にさせたのがハードロックである。(のちにそれはロンドンパンクとなり、ヘヴィメタルとなったところでさすがに商業性がアートエゴを上回ってしまってストップがかかり、グランジに飲み込まれた。)
そこに介在しているのは、ペイジの音楽家としてのプライドとスターになりたい精神の、混ぜこぜの感情であり、まさにそれは消費者の欲求とエゴを両立させる「ポピュラーアート」として最良の形でもある。
渋谷陽一がこのバンドに傾倒し、今ああいうことになっているのも必然だろう。
他の70年代ハードロックバンドとツェッペリンを比較したときに僕が何より思うのは、ペイジは明らかに音像に管理的だと言うことだ。
よくツェッペリンは最高峰のバンドとしてのマジックを持っていた、とか言われるが、僕はそれは全くの眉唾ものだと思う。
むしろ、天才ギタリストの手足となって働く三人のプロフェッショナルの構図、と言ったほうが正しいだろう。ようするに、いわゆる奇跡的バンドマジックとは違い、計算されつくされているのだ。悪く言えばはっちゃけてはいない。
これは、特に後期ザ・フーと比べてみると分かる。フーの場合、タウンゼントの誇大妄想はメンバーに伝わりきらず、メンバーはみな明後日の方向を向いてフレーズを作っている。
しかし、ツェッペリンのメンバーたちは、明らかにペイジの指示や意向を尊重・遵守している。リズム体のプレイを聞けばそれは瞭然だ。ある程度自由にフレーズが作れる曲でも、ジョンジーやボンゾは楽曲全体のバランス・志向を崩さないことを厳守している。プラントにしても、何より解散後の「僕はゼップのボーカルだっただけだ。本当に。あそこで、最高だと思う曲を、ただ歌ってただけなんだ。」という言葉がこれを象徴している。洗練されて構造主義的で、会社仕事のように素晴らしい作品を作るのがツェッペリンで、少し頭のいい不良が4人集まってああだこうだ言い合うのがフーなのだ。
どちらがいいとは言えないが、音楽的才能としてみれば、やはり軍配はツェッペリンにあがる。意図せず出来上がる、魔法のような瞬間は少ないけど。
ツェッペリンの曲は、即興的なマジックを作品的なロジックが上回っている。そんなことを注視して聞いてみるのも面白い。
ハードロックの原石を見る Led Zeppelin Led Zeppelin
昔ツェッペリンを初めて聴いた時の衝撃は忘れられない。それまでラジオでよく耳にした甘口のポップスやロックン・ロールとは全く異質の、バカでかい音と絶叫しながらもどこか暖かいヴォーカルに耳を奪われた。それ以降、ROCKと言えば=ツェッペリンの事であり、この構図はあの頃から数十年経った今でも変わらない。
その“ROCKの巨人”、レッド・ツェッペリンの1stがこれ。
その時代時代に衝撃を与えたアルバムというのはジャンルを問わずあるものだが、この作品も間違いなく未来永劫語りつがれて行くであろう名作だ。このバンドがそれまでのハードロック・バンドと違っていたのは、楽曲が構成的に作られていた事だろう。一見ハードに押しまくっているだけような印象を持つ人もいるかも知れないが、その実かなり繊細に構築された楽曲が並ぶ。音楽的支柱であったジミー・ペイジの神経質な性格がそうさせたものと思う。意外にもCSN&Yからの影響を受けているジミー・ペイジは、根本的に繊細な面を持ったアーティストであり、それがツェッペリンを長らくROCKの王者に君臨させ続けた原動力になっていた事は間違いない。
2nd、3rd…とアルバムを重ねるごとに音の表情も増し、どんどん巨大化するツェッペリン号のようにバンドが大きくなって行ったが、その根本にあるものを確認する事が出来るアルバムとしてこの1stは非常に貴重で価値のある作品。「ハードロックの原石」の姿を、このアルバムで確認する事が出来る。
詳しいレビュー Led Zeppelin Led Zeppelin
Led Zeppelinのデビュー作。
まず、このバンドの特徴はブルースの解釈である。
ジミーペイジのプレイが古き良き時代のブルース(T-BONEやTommy johnson)の影響を受けてるのはもろわかりだが、このバンドで彼がやったことは、決めごとを大胆に増やしてしまおうという、ある意味フュージョン的な発想。これによって、演奏がまとまり、ダイナミックになる。僕のように戦前ブルースからやってきた人には少々アクロバティックに感じるかもしれないが、実際にはアドリブの自由度も適度に保たれてて心地よい。実際、ドラムのグルーヴが非常にいいのでこれだけでもいただけるwドラムソロとベースソロが少ないのは残念だが、まあ仕方ないっちゃ仕方無い。これがブルース曲についてのレビュー。
アコースティック系の曲に関しては僕は造詣がないので割愛。とりあえず、アコースティックから一気にハードになる展開などはダイナミクスがあっていかにもZeppelin。
つぎにGoodtimes badtimesなどのリフゾングだが、Zeppelinのリフがそこんじょらのハードロックバンドやメタルバンドと違うのは、ハードなリフの曲であろうとZepのリフは結局はブルースであるということだろう。ブルーノートフレーズを繰り返すzepのリフはいつ聴いてもブルージーであり、どんなにハードになろうが基本的に横ノリの曲しかないのである。ハード横ノリバンドだからこそグルーヴィーなのだ。そして、やはりドラムの役割は大きい。
最後にプログレ系と評される曲(幻惑されて)に関して、正直やりすぎだと思わんでもないが
あの怪しいドラムパターンは非常に良いのでそれだけでいただける。しかし、よくこんな曲思いつくなとは思う。
涙はでないけど、泣きそうだ Led Zeppelin Led Zeppelin
俺はたとえば、ツェッペリンもドアーズも
もう過ぎた時代であって、過ぎた音だとおもってた
そこらのオヤジらが夜スコッチ揺らしながら聴いて
ひたってる寂しい音楽だとおもってた
でもそんなの全部クソだったんだよ俺の考えはクソだった
カッコよすぎだって
IDMもニューウェーブもハードコアもヒプホプもノイズもフォークも全部通過した耳で
この音はあまりにも古典的すぎるってことはまったく無かった
斬新でさえあったし、俺はツェッペリンに溺愛してしまったよもう乾杯!!
これ以上なに聴いたらいいんだよ?って人間にぜひ聴いてもらいたい
案外ドアーズとか、ここを疎かにしてるひとって多いんじゃないか
最新レビュー Led Zeppelin Led Zeppelin
収録曲・トラック
Disc1
1.Good times bad times
2.Babe I'm gonna leave you
3.You shook me
4.Dazed and confused
5.Your time is gonna come
6.Black mountain side
7.Communication breakdown
8.I can't quit you baby
9.How many more times
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