エディターレビュー
このエネルギッシュな演奏がロンドンのレインボー・シアターで16ミリ・フィルムに収められた1972年12月当時、イエスはリリースされて間もないアルバム『Close to the Edge』をプロモートするためのツアーを行なっていた。このDVDは、劣悪な状態のプリントから起こしたものだが(全編にわたって画面上におびただしい数のキズが現れる)、現在DVD化されている2つのイエス作品の中では画質がマシなほうだ(もう片方の作品、すなわち『Live in Philadelphia』はビデオテープから起こしているので、いっそう不鮮明な映像となる)。音質も、本作のほうがわずかに上。75分間のパフォーマンスは、人気絶頂の“黎明期(れいめいき)”を迎えたバンドの姿を伝えている。メンバーの顔ぶれは、上に挙げた1979年のフィラデルフィア公演と同じ(ジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、クリス・スクワイア、アラン・ホワイト、リック・ウェイクマン)。しかし、こちらのコンサートはもっと若々しく、意欲的なバンドによるものと言える。当時の彼らは、まだプログレというみずからの巨大なアイデンティティーを築きつつある最中だった。その結果、DVDで見られる2つのイエスのパフォーマンスのうち、本作のほうが価値ある記録となったのだ。よりタイトで、よりシャープで、より見ばえのする演奏ぶりは、バンドが創造性のピークを極めたことを物語っている。また、彼らがソロ・インプロヴィゼーションの余地を残している点にも注目だ(ハウが茶目っ気たっぷりに演奏する「The Clap」、ウェイクマンによる「The Six Wives of Henry VIII」からの抜粋など)。ただし、アンサンブル部分の演奏はスタジオ・レコーディングにきわめて忠実である。筋金入りのファンはフィルムの画質の悪さに不満をこぼすだろうが(これはDVDでも改善不可能)、カメラはじっくりとショーを捕らえており、どのメンバーも卓越した演奏技術を見せつけるのに充分な時間を画面上で与えられている。その中でも、ハウのギター・ワークは舌を巻くばかりに素晴らしい。どちらのDVDも、ライヴで聴きたいイエス・ミュージックを何曲も取りこぼしているのが残念だが、70年代プログレの巨人たちの最盛期を見てみたいと思ったことがある人なら、迷わず本作を手に入れるべきだ。(Jeff Shannon, Amazon.com)
カスタマーレビュー
不満は自分で解決しよう Yes / Yessongs (Ac3) [DVD] [Import] Yes
シベリアンカートルやムードフォアデイが無いのは不満です
画像が汚ないのは動画編集ソフトで、かなり良くなりますよ。
編集とピッチが少し違いますが、直せばいいんです。
私はそうやって存分に楽しんでます。フリーソフトで出来ますよ。
先の2曲が入っていれば星五つですね
黎明期を眼で観られるということの代え難い価値 Yes / Yessongs (Ac3) [DVD] [Import] Yes
1972年12月、ロンドン、レインボー・シアターでのライヴのDVD化。
もともとが16ミリ・フィルムであることもあって映像としては今流に言えば『劣悪』である。ただ、Yesの音楽の完成をみた『Close To The Edge』の直後のツアーという非常に重要な時期のライヴ映像を残した、という事実は表彰モノである事に間違いはない。ファンにとってみたいライヴというのはこの時期のライヴにとどめをさすだろう。
10代の頃『Close To The Edge』、そして3枚組のLPだった『Yessongs』を聴いたわけだが、まちがいなく最高のアルバムだったし、そればかりかロジャー・ディーンのジャケット・デザインのすばらしさにシビれてしまった。のちのちこの頃のロジャー・ディーンのジャケット・デザインはPhotoshopの教則本の中(Photoshop Wow Book)でも例として使用されたりする。それだけ素晴らしかったということだろう。
だからこのライヴはフツーの感情移入の状態では到底観ることができない。最早、映像・音質の問題ではないのだ。スティーブ・ハウの超絶の『The Clap』やリック・ウェイクマンの『ヘンリー8世と6人の妻たち』の抜粋を眼で観られるということに代え難い価値があるのだ。曲目に若干の不満はあるがそれでも代え難いものを持っている。
Jon Andersonの声が楽器のように聞こえます Yes / Yessongs (Ac3) [DVD] [Import] Yes
残業で遅く帰ったのに、届いたその日に眠い目をこすりながら一気に見てしまいました。音質も画質も決して良くないけど、クラゲもミジンコも邪魔だけど、演奏といい声といい、眠気を吹きとばして「あの頃」に飛んで行きました。
Yesは、難しい構成の曲を、ものすごい演奏で、わくわくさせながら感動的に聴かせます。そんなの音盤で知ってたはずなのに、それを見たくて買ったはずなのに、「おお〜、本当だぁ」。そして、「若い〜。指長げぇ〜」。
特に印象的だったは、Jonの声が楽器に聞こえてきたことです。CDや今までのDVDでは感じなかったけれども、曲に合わせて歌っているのではなく、彼のVocalが、ギターやキーボード等他の楽器と同じく曲を構成している、と思いました。
他の曲は違うようですが、Close to the Edge は、CD=レコードと同じ日のステージですよね? 当時レコードに付けてしまった傷、聞こえるはずのないその音が聞こえてきたような気がしました。
ところで、評価4にしたのはクラゲが原因です。ミジンコだけだったら4.5だけど。(笑)
凄いとしか言いようがない Yes / Yessongs (Ac3) [DVD] [Import] Yes
VHS時代から何度も何度も視聴している、僕にとって大切な映像です。 何しろ、僕が青年期にプログレにはまった80年代は、既にジャンルそのものが終わりを告げようとしていた頃ですから、大御所バンドの全盛期の姿は、こういった映像でしか振り返ることが出来ないからです。 メンバーはアンダーソン(Vo)、ハウ(Gt)、ウェイクマン(Key)、スクワイア(Ba)、ホワイト(Dr)で、ベストメンバーと呼べるもの。1973年のツアーからの映像で、収録時間は約70分です。 とにかく、まだライブ映像の記録が珍しかった時代ですから、とても貴重な映像と言って良いでしょう。 画質は不鮮明ですが、当時の他の映像と比べると平均的という気がします。むしろ、音質の悪さの方が気になりますね。 さて演奏内容の方ですが、「サード」「危機」の楽曲を中心に、フルセットの2/3ほどが収録されているようです。レコードの「Yessongs」の磨き抜かれた完璧さに比べて、よりワイルドでパワフルな演奏で、「ああ、イエスはやはりロックバンドなのだなぁ」という事を実感できます。 かと言って決して雑なわけではなく、若さあふれるドライブ感が、曲の整合感ギリギリのところまで脹れあがっており、個人的にはレコードでの演奏より好感が持てます。 フロントのハウとスクワイアは、高度な演奏をキメたと思ったら次の瞬間には美しいコーラスを聴かせ、その芸達者ぶりには舌を巻きます。 特にハウは、レコードでのサウンドを再現するため、フルアコ、セミアコ、ダブルネック、スティールギターなど曲毎にギターを持ち替える忙しさ。それでいて演奏はリズム感抜群で切れ味鋭く、この時期は彼がバンドの主役だった事を痛感します。 それにしても、30年たっても古臭さを感じさせない楽曲、アレンジ、そして演奏。 やっぱりイエスは超一流の音楽集団だったのだと思います。
Yessongsの思い Yes / Yessongs (Ac3) [DVD] [Import] Yes
まだビデオテープでの販売しか無いころ、 京都のライヴハウスのビデオ放映の日に20年以上前 見に行ったのが、映像で初めて動くメンバーで見たのが、 凄くうれしかった思い出があります。 Going For The Oneのアルバムでやっと追いついた、 4,5年後ですが、メンバー全員が若く?? レコードの迫力に追い討ちをかけるように 見ていてドキドキしていた頃を思い出し、 今現在進行形のバンドの原点(もっと他にも出てきていますが) での映像だと思います。
最新レビュー Yes / Yessongs (Ac3) [DVD] [Import] Yes
収録曲・トラック
Disc1
1.All Good People
2.Clap
3.And You and I
4.Close to the Edge
5.Excerpts from "The Six Wives of Henry VIII"
6.Roundabout
7.Yours Is No Disgrace
8.Wurm (Starship Trooper, Pt. 3)
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