カスタマーレビュー
モダンなタッチの演出に惹かれる Terminal Man [VHS] [Import] George Segal
邦題「電子頭脳人間」。ご存じマイケル・クライトン原作だが、この映画の公開当時は今ほど売れっ子ではなかった(すでに「ウェスト・ワールド」を自身で映画化してヒットさせはしていたが)。監督はイギリスのマイク・ホッジス。この頃のハリウッドは何かに憑かれたように英国監督を起用していたが、演出がモダンでハリウッド監督にない斬新さがあったからだろう(ピーター・イエーツ、ジョン・ブアマン、ジョン・シュレジンジャー、マイケル・ウィナー、ジョン・ハフ、ピーター・コリンソン等々)。この映画も商業映画の割には随分モダンなタッチで、当時としてはたいへん新鮮だった。主人公の神経が崩壊を来すところが特に怖く、ペキンパーがアクションシーンに使って成功させていたスローモーションを早くもホラー的にぶっ壊してくれたのも衝撃だった。ストーリーはフランケンシュタイン現代版だが、古典にお追従するような映画でないので、くれぐれもお間違いにならぬよう。
Not The Terminal Man But... Terminal Man [VHS] [Import] George Segal
LAの大学病院で特殊な神経精神医学的処置を受けた患者が副作用として生じたネガティブ・フィードバックの為に機械的に起こす連続殺人事件と、彼を追跡する精神科医と市警刑事の活躍を描いたMichael Crichtonの同名小説を描いたしたものです。神経外科的というよりは精神外科的に生まれた現代版フランケンシュタイン小説と言われるCrichtonの原作そのものが映画的なので、この映画版には原作以上のものは何一つなく良くも悪くも教科書通りの映像化作品です。ただし外科学とクラシック音楽の組み合わせは臨床的には極めて現場的なものであることは事実であるにせよ、本作の場合はクラシック音楽の多用が肝心のサスペンス度を削ぎ落とすという悪い方面に作用しています。
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