カスタマーレビュー
生きることの意味 ケアの本質―生きることの意味
「ケア」という、比較的体系化しにくい漠然としたテーマについて、
うまくまとめられている。
著者のいう「ケア」とは、哲学、心理学、医療、出版、芸術など、
多方面にわたるもので、自分が他人をケアしていくことによって、
自己の成長を促している。
直訳調なので、少し読みにくい点は残念であるが、今後も読み続けれらる
名著であることは間違いない。
原文を読んでみるのもお勧めである。
文量的には、少ないのだが、一度さらっと読んだだけでは、なかなか自分に
落とし込むことができないため、じっくりと読むことをお勧めする。
人生の「本質」もここにある。 ケアの本質―生きることの意味
この本はケアに対する考察が述べられています。
ケアの対象は、人間だけではありません。
音楽家にとっての音楽、哲学者にとっての理念など物事にも及びます。
もちろん親にとっての幼い子供のケアも。
人物も、事物も、「ケア」することには共通の性質があることを
丹念に解き明かしていきます。
そして、ケアすることが、自己実現につながることを説いていきます。
ケアする対象への全一的に没入していくことの必要性を主張していますが、
これはチクセントミハイの「フロー理論」にも通ずるものがあります。
直訳調なのが残念ですが、その欠点を上回る素晴らしい本です。
生きることの本質 ケアの本質―生きることの意味
筆者は「ケア」と言う言葉を「親が子供を育てる」ことを
念頭において使っているようだが、
この本の内容はとうていそこにとどまるものではない。
私たちの生の構造、生の目的、生の意義そのものを
平易な言葉で語ったまれな本といえる。
どのような職業、立場の人であれ、
真摯に生きている人のための本である。
特にマルティン・ブーバーの「汝と我」を
彷彿させるものがある。
世界観が変わります ケアの本質―生きることの意味
「1人の人格をケアすることは、最も深い意味でその人が成長すること、自己実現を助けることである」
「他の人々にケアすることを通して、他の人に役立つことによって、ケアする人は、自分自身の生の真の意味を生きているのである」
本書においてメイヤロフは、ケアを、単なる「サービス」のようなものでは決してない、人が生きる上で本質的な営みとして措定します。
関係性を論じた本書は、誰にとっても豊かな示唆をもたらすはずです。特に、医療や福祉の現場で活躍する人には、必読の一冊であると思います。得られる学びの深さを思えば、本当に安い買物ですよ。
最近、「こころのケア」という言葉がやたらにもてはやされていますが、本書を読めば、この言葉がはらむ根本的な矛盾に気づきます。こころが向き合っていないケアは、そもそもケアとは呼べないでしょう。
訳文は、確かに名訳とは言い難い部分もあります。しかし、著者の意をできるだけ忠実に汲み取ろうとしている誠意を感じます。さらりと読み飛ばせない部分は、立ち止まって考えることになりますが、そうすることで見えてくる気づきもあります。
翻訳が読みにくい。しかし内容は普遍的で重要 ケアの本質―生きることの意味
日本語訳が生硬な直訳調で、非常に意味がとりにくい。また、「ケア」から連想される特定の職業層を読者対象として本が売られているようだが、これは誠に残念。この本の内容は、自分のため、ひとのため、社会のために仕事をする、すべての職業人にとって有益な洞察を含んでいる。 自分にとって何が適切な「ケア」の対象か、それを見極めていけば、自然と全てのプライオリティが決定されていく。ケアにとって本来的に関係ない「地位」や競争や自己アピールなどが優先順位を落とし、専心や謙虚などの価値が明確に位置付けられる。そして、何よりも、人生のプロセスそのもので充分("The process of living is enough.")と感じられるようになる。これが人生をいかに豊かにするか、非常にわかりやすく書いてある。 子供の親、教職者、政治家、ビジネスマン、学者、医者など、全ての職業人が学ぶべき真理が、薄い本の中で極めて簡潔に語られている。
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