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あまり知られていませんが ホーム・スイート・ホームズ (2) (来夢コミックス)
「いとう あいこ」は寡作で有名な「女流漫画家」でした。でした、としたのは、もう描いていないからです。事情は分りませんが、一流の才能と器量を持った作家でした。20年前の作品は現在の先駆けとも言えるすばらしいものでした。「きれい」や「かわいい」の原型とも言うべき当時の一連の少女マンガの作品群の中で独自の領域を形成していました。彼女が原型となった作品はあまりに多すぎて分類不可能です。当時の時系列で見ていけば彼女の作品がどれだけの広がりを見せたか分るでしょう。現在は殆どの作品が過去の遺物ですが、彼女はオリジナルの一人でした。「竹下恵子」や「池田理代子」などと同列の作家でした。惜しむらくは一人でアシスタントを殆ど持たずに(持てずにと言うべきでしょうか)いたことです。十年ほど前に生活派としてカムバックしたのですが、どうやら力尽きたようです。この本は国会図書館まで探さなければ見つかりませんでした。来夢コミックそのものがもう存在しません。でも私は彼女を忘れません。
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