本のタイトルから察すると、発音そのものを矯正するためのテキストだと思われるかもしれません。しかし、本書は個々の発音を直す為の指導書とは異なります。
テレビのドキュメンタリーなどでおなじみの、声紋鑑定のための独特なグラフをご存知でしょうか。本書は「日本語らしい自然な発音」の為には韻律、特に高さや長さが重要であると言っています。そして、その高さを表すピッチ曲線を音節語とに区切り、例のグラフ「プロソディーグラフ」を使ってビジュアル化しています。学習者はピッチの高低を目で確認できることにより、日本語らしく発音することが容易になります。
指導者にとって、発音指導は悩みの種です。新しいスタイルの発音指導書ですが、学習者も楽しみながら出来る教材です。