カスタマーレビュー
バイプレイヤーとしての視点 日本魅録
これと「嫌われ松子の一年」を同時に読んだので、役者としてのあり方の両者の違いが良く分かりました。バイプレイヤーとして現場に携わっている彼ゆえの「観察者」の、こまやかな視点、俳優という職業の「観察」から自らをモニターを見るように振り返っています。あれだけ味わい深い演技をするのに、「自分の演技はブレブレで子供みたい」と自省し、理想の俳優として山崎努を挙げているのが思わぬ発見でした。「最近の日本の俳優はダメだ」的な話が多い中、松嶋菜々子や唐沢寿明など、日本の俳優たちを絶賛しているのも気に入りました。(反対に、中国の監督や俳優は絶賛しつつも小気味よく悪口を書いています。姜文は、映画「芙蓉鎮」のイメージが強いので、そんな人になっていたとは…)現場の俳優が尊敬しあいながら作られる芝居は素敵です。関係ないけど、一度彼には「異形の主人公」をぜひやってもらいたい。「火の鳥」の鳳凰編の主人公、我王とかが似合いそうだな、と勝手に想像しています。最近の作品の話題が少なかったので、次作を期待して星はひとつ減らしました。
俳優・香川照之の人となりを知った本 日本魅録
昨日買って早速一冊読み終わったんですが香川さんの人となりを知るエピソード(少年時代はボクシング観戦や昆虫観察するおとなしい子供だった等)やいろんな仕事場(映画、大河ドラマ、連続ドラマ)で関わった共演者、スタッフ、監督さんたちとのエピソードや豊富な共演者達、スタッフ、監督さんたちとの写真を見て俳優・香川照之はいろんな人たちに愛されているんだと思います。私が面白いと思ったエピソードは大河ドラマで同じ秀吉役をやった竹中直人さんとの焼肉店での一コマの話です。「春の雪」や「世界の中心で愛を叫ぶ」などの映画監督行定監督と付き合いは古いという話を聞いて「へぇー
。」と思ったり。この「日本魅録」を読んで俳優・香川照之の人となりをほんの少し知った気がします。
邦画・ドラマが好きな人も、そうでない人も 日本魅録
『キネマ旬報』に連載されている頃から「日本魅録」は楽しみだった。映画・ドラマで活躍の俳優、香川照之さんだが、文章もうまい!撮影現場に居合わせたかのような感動や発見が得られるのだ。映画の撮影現場はもちろん、香川さんの評価が高かった「利家とまつ」の裏話や中国映画出演、タカハタ秀太監督、篠原監督、行定監督、佐々部監督、唐沢寿明、松嶋奈々子、江角マキコ、竹中直人、仲村トオル、長瀬智也・・など映画やドラマ数え切れない人々とのエピソードにはいかに邦画やドラマを真剣に観ていなかったか、一視聴者・観客として何だか申し訳なく思えてくるのだ。最後のオダギリジョーとの対談も読み応えありです。ぜひ手にとってみて下さい。
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