1992年暮れのTBS連続ドラマの小説化です。原作は秋元康とよくコンビを組む遠藤察男(この作品も企画協力が秋元康)、ノベライズは田村章(重松清)です。
弁護士の秘書をする幸子と夢を見るだけ男の周二、文具メーカー社員で”接待部長”と呼ばれる圭介と同じ会社に勤めるうらんのペアはそれぞれ同居生活をしているが、あるきっかけをもとに幸子と圭介、周二とうらんは知り合うことになる。この関係をめぐる話がメインで存在しつつ、別のところでは、圭介の会社の社長の古川が、圭介の妹の恵美と接触することで、圭介の父であり銀行の副頭首である幸介から融資を受けられなくなるというストーリーが展開する。ここまでお読みになってわかるかと思いますが、人間関係が複雑で読みながらの整理が難しいです。メモを取りながら読むことをお薦めします。
この本の面白さというのは、たぶん、恋愛模様にサラリーマン社会を絡めた点にあると思いますが、学生の自分にはとっつきにくかったです。
また、連続ドラマの小説化ということがあるのか、エピソードを無理に作っているような感じを受けたり、男女が抱き合うシーンが必要以上に多いとの印象を受けたりしました。でもラストのクリスマスのシーンは気持ちいいので最後までぜひ読んでください