カスタマーレビュー
やっと見つけた うれしい悲鳴をあげてくれ
スーパーカーの言葉を司っていた淳二氏のエッセイ&ショート小説。
現実を皮肉っていたり、シュールな笑いをくれたり、
ちょっとひねくれたことを書いてたり…
世の中や自分、生きかたに対する新しい視点を与えてくれたり…。
一気に読んでしまった。
世の中に対して色々考えてしまうことは、
時には捻くれ者とも思われるかもしれない。
でも、単に多数派が嫌とかっていう、安直な理由でなく、
何か譲れないものがあるなら
それは通した方がいいのかな…と思った。
うーん。上手く言えない…。
トリック うれしい悲鳴をあげてくれ
淳治くんの文章は造形。
言葉の選び、話の流れ、全て物理レベルの計算が施されている。
自然に、ぎくりとさせられる。
彼のバンド時代の詞のように。
超越 うれしい悲鳴をあげてくれ
僕の感覚でとらえうるおもしろさの限度を越えています。
雑誌連載でも感じていましたが、単行本になって改めて実感。
完全に圧倒されています、この、なんだかよくわからない言葉のエネルギー。それが、乾いた風に吹かれたように文章になっています。
もしかしたら、こういう『上手いこと』を書いた本というのは最近流行っていて、ありふれているのかもしれません。しかし、いしわたり淳治という作詞家、ギタリストが書いているからかどうかはわかりませんが、とにかくおもしろいです。
レビューになってませんが、とりあえず衝動買いをオススメします。
スーパーカーに通ずるもの うれしい悲鳴をあげてくれ
ある時好きなバンドのインタビューがいくつも載っていたので、購入した。買ってしまったからには全部読まなきゃもったいない、知らないアーティストのインタビューも、ライブレポートも、そして白黒ページのコラム群も全て読んだ。その中で、異様な空気をかもし出していたのが、いしわたり氏のコラムだった。
「コラムなのに小説めいたことが書いてある」
正直その意図も、内容も、何がしたいんだと首をかしげた。その頃はスーパーカーやチャットモンチーの曲も聴いていなかったので、いしわたり淳治という人物が何者なのかも分からなかった。昨年の夏ごろからスーパーカーを聴くようになり、歌詞に度肝を抜かれた。そしてこの本を手に取った。
「なんだすげぇ面白いじゃないか」
スーパーカーの曲にも、ぐるぐるというかループというか、同じようなことが延々と並べられた歌詞がいくつもあるが、この本の文章にもそれに通ずるものがあった。意外だったのが、時事ネタ・社会ネタが多かったところ。これはスーパーカーの詞にはなかったので、新鮮だった。コラムも小説もしっかりしていて、マンガのようにテンポよく読んでゆける。最近めっきり本を読まなくなったが、これだけはハマった。読ませ上手な人である、いしわたり淳治。
ただし、人によってはムカつく文章かもしれない。
さり気ないつもりのしつこい自愛 うれしい悲鳴をあげてくれ
なかなか面白いことに驚き、でも氏は自分センスの良さ(ただし多分に自分の思いこみ)を自慢する傾向が強いね、あまり自分を出すのは得策ではないね。
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