最初のページと同封ポスターに採用されている写真の懐中時計は交通機関のタイムテーブルと繋げているのだろうか。札幌〜室蘭間を結ぶ特急すずらんや、航空機の窓から見えるエンジンの写真が帰郷を示すこの写真集。「出逢い」と銘打たれている。なっち以外家族すら出て来ないこの写真集は一人ぼっちそのものだ。にも関わらず、なちみは果たして誰に逢いたかったのだろう? と、アルバム一人ぼっちを聞きながら考えてみた。
中盤のロケ地は中規模の運動場と思われる施設。野球場や客席も備わっているから地元の方なら御存知かもしれない。一面雪に被われたこの場所でもなっちは一人ぼっち。特急すずらんと並んで撮った記念写真での笑顔と比較しても、この雪原では顔がいつもの安倍さんではなくただのお嬢さんに変わっている。髪に被ったまばらな雪は髪飾りのよう。
そんな中で最も印象に残っているのは雪原に寝そべったなっちの写真だ。手を上げた瞬間に写し出されたものは天使の翼…。そうか。なっちは天使に逢いに行ったんだ。そして、…ひとりぼっち…の天使は自分の中に居る。
表紙と後ろ1/3のパートがホテルの一室と思われる水着撮影となっている。アロハロ!モーニング娘。写真集以来崇拝対象となったなっ乳が拝める訳ですけど、少しばかりの取って付けた感は否めない。いやね、冒頭から冬景色一色のこの写真集とすれば、ホテルで水着になる理由はないでしょう。ま、そんな事はともかく、このパートのなっちの表情は「…ひとりぼっち…」の安倍さんではなく「22歳の私」の安倍なつみっぽくはあるかな。
大体の感想や印象は皆さんと同じですが、
強いて印象に残る一場面を選ぶとすれば、
やはりラストカットでしょう。
物語仕立て、「出逢い」というタイトル、から、
明日に向って生きていく思いをたたえた表情、に見えました。
もうひとつ、どうでもいいことですが、
冒頭の2カットで、なっちが懐中時計を手のひらに乗せています。
時刻は7時2分(3分?)55秒。
7時2分15秒なら丁度、「なつみ」でしたね。
写真集の中盤の雪の中の安倍さんが
とてもイメージと合っててよかったです。
周り真っ白な中で髪に雪が掛かった
写真や、雪の上に腕をあげて寝て、その影が
天使の羽のように見える物などは
「あ、やっぱりね」という感じでした。
被写体がこれ以上ないほど良いので
文句いう余地はさほどないのですが、
水着的なものが多少欲しかったという点
もあって星4つですね。
まぁ、雪の中での水着は不自然この上ないですが。
それにして10代にしておばはんみたいな
人が世の中にいはいるのに、
前回の写真集と比べても全然変わらないというのが
謎でしょうがないです。