李香蘭を捨てた後の、山口淑子女史の人生が平坦だったとは言わない。常人では成し得ない人生の扉を開いてきたことは驚嘆と賞賛に値する。そして一貫して平和を願い続ける彼女の姿勢が欺瞞だとも思えない。しかし、物足りないのだ。
それはもしかしたら共著者(客観的視点?)の不在によるものなのかもしれない。