エディターレビュー
ポップ・アイコンにして、レイシスト、セクシストのレッテルを貼られた社会の脅威…ポジ、ネガ両方の意味で、まさに時代の寵児(ちょうじ)となった白人ラッパー、エミネムの伝記だ。政治と経済に見捨てられたデトロイトのスラム街でいじめられっ子として育った少年時代から初の主演映画『8マイル』までの軌跡を、本人及び家族、関係者のインタビューをもとにたどっている。 しかし、これはサクセス・ストーリーではない。貧困と人種差別の中で育ったマーシャル・マザーズという少年が、自分を育てた社会に復讐(ふくしゅう)するためにスリム・シェイディ、そしてエミネムになるまでを描いた復讐の物語だ。スキャンダラスという意味では興味深い。けれど、真実と虚構の境界線は曖昧(あいまい)だ。なぜなら、インタビューが著者によるものではないからだ。インタビューをもとにしていると書いたけれど、実は著者は本書を書き上げるにあたって、さまざまなメディアに発表されたインタビューを再構成している。よって、著者が描きたい「物語」にあう発言だけを選んでいる可能性は否定できない。もちろん、冷静な分析や筆致に、でっちあげの匂いは皆無だ。しかし、その点に留意しつつ読みすすめる必要はあるだろう。皮肉っぽい言い方をすれば、著者にそのつもりはなくても、本書もまたエミネム伝説、つまり虚構を作り上げることにひと役買ってしまうことになるんじゃないだろうか? ラストは、社会を戦慄(せんりつ)させることによって、復讐を遂げたエミネムが表現活動のモチベーションを失ってしまうんじゃないか? と、彼の未来に一抹(いちまつ)の不安を投げかけ、しめくくられている。(山口智男)
カスタマーレビュー
エミネムの全部 ダークストーリー・オブ・エミネム
色々ここまで有名・実力がつくまでにはこんな苦労があったと これを読んでわかりました。生まれたときから何らかの偶然と 才能が重なって、あのすばらしい彼になったとおもいました。 すごく細かい所まで、書かれていて、エミネムの親や奥さんの 事もでてます。この世にでる所から今現在まですべてを知りた い欲張りさんにはおすすめです★★結構本が厚くて、字も小さ いけど、読みごたえがありますよ。
やっぱダークストーリーっしょ。 ダークストーリー・オブ・エミネム
まず表紙の写真でしびれちゃったねぇ。わりと厚い本で読み応えは結構あり。おまけに写真も何ページかちゃんと掲載されていてファンには満足。この本は、映画『8Mile』の公開とエミネムの来日公演があったときに発売されたヒット作。そのときはノリで購入してパラパラ読んだだけだけだったが、改めて読み返すとお、お、面白いっ!(今さらながら…) 結構、最近のことまで触れられていてファンならマスト・アイテムでしょ、やっぱり。洋書ではたっくさんエミネム本が出ていたけど、日本ではこの本が初の単行本でしょ、たぶん。最近になって昔書いた『アングリー・ブロンド』なんか出ているけど、この本にもそこら辺の記述も多く載っているし、やっぱこの本がいちばんでしょ。
とりあえずエミネマーとしては一冊! ダークストーリー・オブ・エミネム
エミネムの出生、育った環境そして売れるまでの苦節の人生が書いてあります。個人的には8マイルを見た後、この本を読んで欲しいです。 エミネムの曲にこめられているキムやヘイリーへの気持ちもわかる気がします。とりあえず、ファンなら1冊ですね。 ただし日本語訳少し変です!
ダークストーリー・オブ・エミネム ダークストーリー・オブ・エミネム
映画「8マイル」を見てから、彼の熱狂的なファンになったので、彼の生い立ちなど、知りたい事がありすぐに購入しました。 自分が面白いと感じたのは、後半数ページの「8マイル」撮影秘話のみでした。 あとは、翻訳の仕方にもよるかもしれませんが、彼の発言がいろんなアチラの雑誌に載っていたものを引用しているので、そのたびに「〜と○○誌に語っている」と記されており、彼の発言をつぎはぎに載せているので、読んでいて疲れた感じがしました。
知っている話ばかりでした! ダークストーリー・オブ・エミネム
こちらの本は、日本でも翻訳販売されているダークストーリー・オブ・エミネムの洋書になります。この本は、世間が抱いているエミネム像をぶち壊してくれ、実像のエミネムを知る手がかりになる良い本だとは思いますが、デトロイトの歴史的背景の話なども多く、そのようなことにあまり興味の無い人には、退屈で途中で飽きてしまうように思います。それからエミネムのことを殆ど知らない人が読むのはいいと思いますが、私は既に知っている話ばかりだったので凄く期待はずれで残念でした。
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